内容説明
奈良への屈折した愛と、卑屈なユーモアが炸裂! Xアカウント「卑屈な奈良県民bot」中の人による古典文学パロディ集。
黒須は激怒した。友人を人質としてぼったくりバーに残し、奈良の実家へ現金を取りに夜通し疾走する(「走れ黒須」)。竹をメルカリで売っていた翁は、かぐや姫を拾い動画配信で広告収入を得るも、彼女が月の都の住人と知る(「ファンキー竹取物語」)。奈良公園で鹿を轢いた官僚・稲田が聞いたのは、ユーチューバーを志した高校時代の親友の声だった(「若草山月記」)。古典名作と奈良が交差する抱腹絶倒のパロディ短編集!
森見登美彦、応援!
ときには近代文学風、ときには歴史小説風、ときには童話風というように、あをにまる氏は多彩な音色を奏でている。(解説より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いちろく
17
「走れメロス」「浦島太郎」「形」「竹取物語」「桜の森の満開の下」など11篇のパロディ集。舞台を現代の奈良を中心とした話へと移し、原典が明るい話が必ずしも明るくはなく、暗い話が暗いとは限らない原作改変。これまでパロディとしても擦られてきた話の数々だからこそ個性も出しにくいと思われるけれど、楽しめたから値段の価値もあったのだと思う。「大和の桜の満開の下」が特に好き。余談であるが、この書店で何か一冊絶対に買いたい、と店内を探していた時に目があった本。こういう出会いもありだとも思えた内容だった点も、また一興。2026/03/14
のじ
3
様々な名作小説などのパロディを集めた短編集。最初の、走れメロスのパロディを読んで、笑えるのばっかりかと思ったら、いろんな味わいのお話のつめあわせでした。竹取物語のは、ああいうことしている人他にもいそうな気がするけれど、あそこまであほなテンションを持続するのは実はなかなかむずかしいようにも思います。解説で森見氏が書いているように数年後には解読不能になりそうな気もするが。2026/03/22
たくや
3
久しぶりに本屋さんに行って、店頭でたまたま見つけた本作品。帯には森見登美彦の文字。気になって立ち読みして、2,30ページ読んでふと我に返ってレジに行きました。やっぱりこういうテンポ感の作品好きだなあと久しぶりに活字を読んで一気読みしました。2026/03/10
しおちゃん。
3
ファンキー竹取物語の勢いが好き2026/03/03
niz001
2
文庫で買い直し。2026/03/19
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