内容説明
生まれつき耳が聴こえない捨て子のゲンさんは生きる意味すら知らない物乞い。御家人だったソウさんは、視力を失ったことで妻娘と離別、過去を捨てた按摩。あることをきっかけにともに暮らすことになった二人は、お互いの不自由を補い合いながら日々を過ごしていたが、生活の厳しさは増すばかりだった。そんなある日、思いがけずも女の赤ん坊を拾ったことで二人に生きる歓びが訪れる。赤ん坊を育てながら江戸両国で小さくも味が評判の味噌汁屋を営むこととなった二人だったが、それはさらなる試練の始まりでもあった……厳しい境遇に生きる人々の絶望と希望を、温かくも透徹した眼差しで描き切る傑作時代小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タイ子
75
「ゲンさんとソウさん」の改題本。耳と口が利けないゲンさんと目が見えないソウさん。2人の出会いはほんの偶然から。按摩のソウさんは物乞いのゲンさんを家に連れて帰り、2人で暮らすことに。お互いの不自由な部分を補いながら、暮らすうちにゲンさんが美味しい味噌汁を作ることが判る。味噌汁の店を出すと周囲の助けもあり評判になる。ある日、2人は捨て子の女の赤ちゃんを拾い育てる事になる。何もなかった2人に家族ができ、それはまた2人の運命を大きく変えて行くことになる。愛を知り、幸せを祈り、寂しさを覚える。絶望と希望の物語。2026/02/18
-
- 和書
- 食料農業の法と制度
-
- 電子書籍
- 本好きの下剋上~司書になるためには手段…




