内容説明
あなたは、罪を犯したことがありますか? そして、その罪を今でも後悔していますか? 早坂千弦はアイドルグループ『クインテイル』の熱烈なファンだった。推しの瑠璃香にはどんな時でも幸せでいてほしい、それだけを願っていたのに、その願いは叶わなかった――千弦が目を覚ますと、真っ白な空間に一人の女性が立っていた。神使と名乗るその人物は、千弦が二十七歳で死んだという……『レゾンデートルの祈り』の著者の新たなる地平。人間の罪と死に、深く真摯に向き合った祈りと再生の物語。 今村翔吾さんプロデュース、「秘境の文筆家」(宮崎県椎葉村)プロジェクトから生まれた第一弾、魂がうち震える長篇小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
24
アイドルグループの熱烈なファンで、推しの死を知らないまま自分も事故死した早坂千弦が、罪と死に深く真摯に向き合う祈りと再生の物語。死後四十九日の審判で来世は地獄道と宣告され、魂として人々が犯す罪を未然に防ぐ修行を課された千弦と、彼女が出会う亡くなった推しの瑠璃香本人。推しとペアを組んで現実世界の大小の様々な罪に向き合っていくストーリーは奥が深くて、瑠璃香の真実を知らなかった自分を悔い、彼女もまた抱えていた闇を明かし互いの過去を清算する過程が切なくて、千弦の罪の本質や全てが繋がっていく結末には唸らされました。2026/03/09
MINA
15
最推しのアイドルが幸せでいてくれさえすれば、それだけで良かったのにと願っていた男の死後の物語。…てネタバレ抜きの筋を書くと意味不明だなぁ。人を救うって本当に簡単じゃない。逃げ方を、間違えないように。逃げるなら、現実と向き合った上で全速力一択だなと痛感。美しく、綺麗に纏まりすぎてて残念ながらあまり好みでは無いかも。不倫の優奈は夫がクズなことを差し引いても、被害者意識高いし自業自得過ぎるわ。最初、主人公の男が推しを殺したのかと思ってたり、ストーカーと共倒れになってほしくなったり…どうも苦さを求めてしまいがち。2026/02/28
やせいのどんぐり
1
後悔をひずっている人全員に読んでほしいというのは言い過ぎかもしれないが、そういう類の作品であることには間違いないと思った。キーワードは「死と過去と罪と清算」だろうか。読み終わった後に表紙を眺めると、なるほどなと思わされた。表紙を見て、タイトルを見て、物語を読み終えた時以上の深い余韻に浸る。そんな小説だった。2026/03/24
みやび
1
☆32026/03/22
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- 和書
- ナックルな三人




