内容説明
《病は気から》の背後にある、脳と免疫の〈対話〉の仕組みが見えてきた。心と身体の垣根をなくす、神経免疫研究の最新の発見を解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
84
今年のマイベスト候補。脳と免疫に関する最新の知見から、デカルト以来西洋医学が基礎として来た心身二元論が覆される程の論点が示される。人間は、脳・免疫系・腸のマイクロバイオーム、つまり心と身体と微生物の3つからなる体制を有している。第Ⅰ部では心と免疫系との最近の発見を紹介し、第Ⅱ部ではそれらの防御システムが崩れた状態を紹介し、第Ⅲ部にて心身の健康を増進する具体的な方法を紹介している。食物繊維と発酵食品は、腸の微生物を育てる肥料となる。前著2作品も素晴らしい内容であったが、本作品は知的好奇心を更に刺激する。2026/04/13
ムーミンママ
3
病は気から。を科学的に解明する1冊。脳は、免疫系と絶えず情報をやりとりし、協働で心身の健康を形作っている。 心(脳)が炎症を作り出す。炎症は全身の病気に繋がる。 感染症にかかる回数が多いと認知症発症のリスクも上がる。脳・免疫系・マイクロバイオームは抗炎症のために整えることが大切。そのために必要なことが最後にまとめてあるが、いたって普通の事。食事や運動もそうだけど、人生を楽しんだり人を愛したり。そんなことが大切だよ。って書いてある。2026/02/28
Ryo Sogawa
1
心(脳の働き)と身体(免疫)と微生物(腸内細菌叢)のつながりを解説した本。2026/04/06
Sosseki
0
心(脳・精神)、免疫や腸マイクロバイオーム、身体が相互に作用し合い、身体や心の好不調に影響を与えていることを丁寧に積み重ねて示している。また脳の慢性炎症が認知症をはじめとした成人病にも深くかかわっていることが明らかになっているようだ。植物を中心とした食事、睡眠、運動、前向きな気持ち等心がけていきたい。2026/04/19
けん
0
病気にかかると身体だけでなく心にも大きな影響があり、逆にストレスや不安など心の状態もまた身体に影響を与える。この双方向性とそのメカニズムはしっかりと科学的に解明されつつあり、腸内細菌叢や免疫系が大きく関わっている。心身の健康のためにはバランスの取れた食事と適度な運動、周囲への感謝や思いやりが必要、といった昔から何となく真っ当だと思われてきた教えにもきちんと科学的な裏付けがあることを本書は紹介してくれる。前2作と同様非常に面白い。2026/04/17




