内容説明
忘れられない元彼を引きずる椿。裏切りが頭から離れず結婚をためらう穂乃果。誰かの「いちばん」になりたい新奈。学生時代の過ちを背負い、幸せを諦めようとするひまり。30歳を目前に焦りと不安で揺れ惑う4人の女性たち。「理想と現実の狭間」で、彼女たちが見つけた小さな光とは。20代のリアルを描いた、共感必至の恋愛ストーリー集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のんちゃん
22
椿、穂乃果、新奈、ひまりは高校で友達になり4人とも進学を機に上京してきた。年に何回か集まりお互いの近況を報告する仲だ。その彼女達の30歳を前にしての、恋愛、仕事、未来図に葛藤する姿が描かれる。何とも胸が苦しくなるタイトル。そう女子は27歳位から皆、自分の立ち位置に悩む。そしてその自分を安心させたり失望させたりするのは他人と比較だ。4人の独白は正にそれを物語っている。私はあまり他人に興味がなく、羨望も失望もなかったが、若い頃のそんな友人関係を思い出した。 幸せとは自分の納得する立ち位置を見つける事だと思う。2026/03/10
ベローチェのひととき
14
妻から廻ってきた本。4編からなる連作短編集。主人公は、高校時代からの同級生である30歳を目前にした椿、穂乃果、新奈、ひまりの4人。年に二回程度4人で会っている。30歳を目前にした独身女性の葛藤や苦しみが痛い程感じられた。その日その日で感情の上下降が激しいのだろうな。人はそれぞれだから、自分をしっかり持って自分の価値観で生きることが大切だと感じました。2026/03/18
ゆり
8
ライフステージの変化が大きいアラサーという年代を独身で過ごした人には刺さると思います。アラサーの始まりから終わりまでの、独身の悩みや焦りが繊細に描かれていました。私は新奈の章に一番共感しました。既婚者からの「結婚はいいよ」という流れからの「独身って羨ましい」というマウントなのかよくわからないことは私も言われたなぁと。全部を逐一報告して頻繁に連絡をとるような依存関係ではないけど、誰かが悲しみのどん底に落ちないように支え合う、この4人の関係がすごく素敵で憧れます。今年読んで良かった本トップ3に入る本です。2026/03/05
読書家さん#初代gKP5Xz
4
学生時代の友達のアラサー女子4人の話。それぞれ分かる〜と思いながら読んで、自分もそのグループにいる様な感覚だった。学生時代はみんなで同じ道を歩いていても、社会人以降はバラバラに進み、あんなに何でも話せていたのに隠し事をしたり強がってみたり…。 本当に隣の芝生は青く見えるし、比べたらキリがないのだけど、そう割り切れるのは簡単じゃないよなぁなんて思いつつ、4人がそれぞれ前向きに進んでいて良かった。 するする読めた。2026/02/19




