内容説明
日本の公立小学校は、子どもの人格形成に深く関わり“勉強を超えた学び”を提供する、世界でもまれな教育システムを持つ。イギリス人の父と日本人の母の間に生まれ、6歳で親元を離れて通ったイギリスの小学校をはじめ、大阪の公立小、神戸のインターナショナルスクール、アメリカのニューヨーク大学と、各国の多様な教育を受けてきたドキュメンタリー監督が自身の経験から綴る「“当たり前”の中にある価値」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミン
16
山﨑エマさんが書いた著書があると知り、すぐに購入して読みました。うなずける言葉が満載。今の社会に対してどう伝えたらよいのか行き詰まっていたところだったので、いい言葉にたくさん出会えてよかったです。2026/04/12
manabukimoto
4
山崎エマ監督自身のセルフドキュメンタリー。彼女の半生を通じて得られた日米比較文化論。 「甲子園」「学校」は鑑賞済み。特に前者は、水谷監督の誠実さ、部員たちの純粋さに惹かれ、深く感動。 「集団の中で生きる」ことと「自分の個を前面に出す」は暫し対立する。高校野球部と小学校という空間は、みんなのために行動するという概念が、肯定的に機能する場なのだろう。 (昭和的な)良き部分を残しながら、新たな価値観も取り入れる。大納得、なんだけど、横浜隼人や花巻東、世田谷の小学校のような理想的な空間は稀有なのでは、とも思う。2026/04/15
Nao
2
小学校が地元の公立、中高は日本にあるインター、大学はアメリカと育った映画監督のイギリスと日本のミックスである著者の話。私の子供も7年間イギリスの公立で育ち今は日本の小学校に通っているので、我が事として読めた。日本の小学校は色々とルールが多く、確かに個々人よりも集団に重きが置かれている様に感じる。でも確かに海外に住んでみて感じた日本人の勤勉さや周囲を重んじる協調性はこうした学校教育を経て身につけたものかもしれない。今や小学校も色々と大変だけど、古き良きものは大事にしなければなと改めて思えた。2026/03/31
レコスケ
2
個性を埋没させる管理型の日本の教育を、自らの経験から肯定的な側面に光を当てている。個人より組織の利益をまず考える、日本人の集団主義と協調性は、日本の小学校教育に負うとこが多と著者は捉えている。ただし、思春期を迎える中学生以降は、個性を重視する教育をすべきだと述べられている。日本の場合、中高も管理型の教育がなされている学校が多い。両親の方針で、中高はインターに通学した著者は、日本の公立小学校との違いに、入学当初は戸惑っている。その後、アメリカの大学へ入学し、卒業後はアメリカで働くことになる。1/22026/03/28




