内容説明
「俺は今、何のために生きている?」
カルト的な人気を誇るホラー作家が、デビュー前の
泥沼の人生を綴った抱腹絶倒エッセイ!
シリーズ8年ぶり書き下ろし『粘膜大戦』同時刊行
「MANGA家になる!」と大風呂敷を広げて歯科大学を中退したものの、やることなすこと上手くいかず、気付くと人生の泥沼にはまり込んでいた著者。派遣工として癖のありすぎる人々に囲まれ、「持てる者」たちへのひがみ、妬み、怒りを充満させる――。やがて一念発起して『粘膜人間』でホラー作家としてデビューを果たした著者が、現代版『蟹工船』ともいえる最悪の時代を振り返り、逆恨み精神満載で綴った抱腹絶倒のエッセイ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
APIRU
10
あの『粘膜』シリーズの著者によるエッセイであり、著書を一冊でも読んだことがある人であれば、まあ内容に関しては推して知るべしというか、とにかく常軌を逸した珍エピソードの数々が収めされています。大学中退、派遣工、作家デビュー後。いつの時代も著者の周囲は特級呪物の巣窟みたいな様相であり、こんな類のエピソードは人生でひとつでも多いだろうと思うのですが、よくもこれだけ愉快な事件が次から次へと起こるものだなあと妙に感心してしまうのです。そしてエピソード自体もさることながら、軽妙でシュールな語り口がまた笑いを誘います。2026/02/20
おやぶたんぐ
5
著者の本は一冊も読んでいない(インパクトある書名だけは知っている)が、書店で見かけて面白そうという理由で購入(これでしくじりもする💦)。あっという間に読めて面白かった。受け入れられるか否かは人それぞれ。2026/03/02
息のできる死骸
2
下手したら最近の粘膜シリーズより面白かった!作者の事が気になっていたらこの1冊で大体わかります。エッセイなので文章もサラッと読みやすく1日で読めました2026/02/08
ジャッカル佐崎
2
歯科大学を中退した著者の10年に渡る派遣工時代を中心に、癖があり過ぎる人々のエピソードが語られている。むろん著者自身も‟癖があり過ぎる人”のひとり。自分のことを棚にあげつつも、世間へのやっかみを隠そうとしない。誤解を恐れずに言ってしまうが、本書で描かれている飴村行の姿は、あの「粘膜」シリーズを書いた作者として想像できる人物像「そのまんま」なので逆に驚いてしまう。「粘膜」の下種さと純粋さが交じり合ったキャラたち、残酷さと笑いが両立するストーリーを描けるのは、この経歴とこの観察眼を持つ飴村行でしかあり得ない。2026/01/23
CEJZ_
1
1P16行。元の本は2016年刊。著者の暗黒時代を綴ったエッセイ。飴村行の小説は読んでみたいと思ってはいつつ、まだ読んだことはない。読みながらコレがホラー文庫から出る意味は何だろう?と訝しみつつあっさり読了。欄外の注はいるのか?絶妙に面白くない。唯一少し笑ったのが、派遣の工場に犬が迷いこみ、あれも派遣工だったのかもしれないと思う場面。思考も及ばぬ、作家になるまでのことを記した摩訶不思議な回想本を世に送り出し、すべてを謎に包んで読み手に未体験の恐怖を植えつけるという、新しいホラーの手法だろうか。2026/02/18




