内容説明
全世界の人類文化において、宇宙観は「三つの大きな段階」を経てきたと著者は説く。それはどのようなものなのか。本書では、言葉で伝えられる〈口承文芸〉の起源と未来、世界の神話にみられる太陽と月の重要性、地域による天父・地母型/天母・地父型の違いに、順を追って迫る。ついで、太平洋における若者組や、東アジアの成年式、日本の稲作文化と正月行事へと、徐々に焦点が絞られていく。多数の図版や具体例、地理的分布図とともに、平明に語られる、壮大な大林神話学への道案内というべき書。解説:松村一男
目次
第一章 口承文芸の起源と発達/第二章 動物から宇宙まで──世界観の諸段階/第三章 太陽の神話、月の神話/第四章 天父・地母の神話/第五章 戦神の系譜/第六章 人と仮面──仮面の儀礼的使用/第七章 太平洋の若者組と若者宿/第八章 東アジアの成年式/第九章 東アジア稲作文化と正月儀礼/あとがき/初出一覧/文庫版解説 世界・東アジア・日本 松村一男/引用文献/索引



