スピノザ 〈触発の思考〉

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スピノザ 〈触発の思考〉

  • 著者名:浅野俊哉【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 明石書店(2025/12発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
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  • ISBN:9784750349114

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内容説明

「哲学史上の〈異物〉」とも称されるスピノザ――その異例の思考を、シュトラウス、アドルノ、バーリン、ネグリ、シュミット、三木清らと対峙させ、思想史の読み替えとオルタナティヴな政治哲学の可能性を探ろうとする試み。


スピノザの思想は、そこに姿を映した者が、自らの歪みや偏り、あるいは秘してきたものを大写しで見させられる、精巧に磨き上げられた水晶玉のようなものなのかもしれない……。思想史を反転させ、「もう一つのあり得る思考」の水脈を明るみに出す。良心、徳、暴力、民主主義、自由、権力、国家――政治的思想の中心概念を揺るがす、「異物」が照射する未聞の思想史。


◆書評掲載
2020年01日26日読売新聞朝刊評者:山内志朗 氏
2020年02月22日図書新聞No.3436評者:平尾昌宏 氏

目次

はじめに
第1章 〈触発の思考〉 〈良心〉の不在と遍在――morsus conscientiaeの行方
1 良心の現在とニーチェの洞察
2 スピノザにおける良心の位置
3 様々な良心論の特徴
4 スピノザの「良心」論・再考
5 悲しみと共同性
第2章 〈シュトラウス〉 〈徳〉をめぐる係争
1 シュトラウスに抗うスピノザ
2 シュトラウスにおける「エルサレム」と「アテナイ」
3 スピノザに抗するシュトラウス――〈徳〉をめぐる差異
4 シュトラウスの影響と意義
第3章 〈アドルノ〉 「ひとつの場所」あるいは反転する鏡像
緒言――三つの契機
1 アドルノの啓蒙批判と自己保存
2 スピノザにおける理性の役割――自然と自己保存
3 アドルノによる「同一性」批判
4 スピノザにおける二つの「外部性」
5 否定とユートピア
6 現存するものへの眼差しと理性
7 残酷な平和
第4章 〈ネグリ〉 「絶対的民主主義」とcivitasの条件
1 ネグリの民主主義――国家の廃絶と〈歴史〉の終局
2 スピノザの民主主義――自生する共同社会(キウィタス)と法的秩序
3 「国家」による簒奪ではなく
第5章 〈バーリン〉 「二つの自由」の彼方
1 バーリンの自由論
2 ウエストとバーリンの論争
3 スピノザにおける自由
4 バーリンによるパターナリズム批判
5 消極的自由を超えて
第6章 〈シュミット〉 不純なる決断
1 シュミットの「レヴィアタン」論
2 シュミットの主権論――垂直性と空間的包摂
3 シュミットとスピノザの接点と差異――主権の構成をめぐって
4 戦後のシュミット――権力をめぐる問い
第7章 〈三木清〉 ある「理想的公民」の軌跡
はじめに
1 スピノザ理解の先進性
2 「対自(フュア・ジッヒ)」以前のスピノザ
3 三木における弁証法
4 「理想的公民」の限界
あとがき
初出一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

鏡裕之

0
序盤は著者の「提案」という名の「解釈」が、「それ、強引やろ」「牽強付会やろ」という感じでイライラして、第2章が終わる前にごみ箱に投げ捨てようかとすら思った。が、後半に入って、著者が専門とする法学・政治学の世界に入ってから議論が打って変わって緻密さと精緻さを増したものとなり、最後まで読み進められた。第1章と第2章は書き直すべきだったと個人的には感じる。2019/12/10

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