本当のことを言おうか 3 谷川俊太郎 精選対話

個数:1
紙書籍版価格
¥2,640
  • 電子書籍

本当のことを言おうか 3 谷川俊太郎 精選対話

  • 著者名:谷川俊太郎【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 岩波書店(2025/12発売)
  • ポイント 24pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784000617222

ファイル: /

内容説明

第三巻の対話者は,木島始,R・パルバース,大岡信,高橋源一郎,吉本隆明,佐野洋子,和合亮一,伊藤比呂美の八名.「ひらがなによる詩作は高級である」「詩の翻訳は可能か」「意味以前のことば」「はじめから詩を自己表現として書いていなかった」など,詩をめぐる根本問題を熱く語り合う,精選対話最終巻.(解説=小池昌代)

目次

Ⅰ対話

日本語のひびきにみみをすます(木島始と) 一九八二年
『みみをすます』のこと/人間本来の声に/こけおどしの漢語/第四の表記、ローマ字・数字/女とひらがなは同根/漢字をひらがなに「翻訳」する/辞書の定義と翻訳のことば/こちらの「英霊」あちらの「英霊」/話し言葉と書き言葉の裂け目

自己表現という呪縛から自由でありたい(ロジャー・パルバースと) 一九八二年
自然を征服しつづける国/言葉のインフレーション/日本語とナンセンス/詩の翻訳は可能か/職業事典にない詩人/詩の社会性/エロティシズム/戯曲と詩

どんな詩を読んできたか どんな詩を読んだらよいか(大岡信と) 一九八三年四月
読み始めたころ/外国の詩、日本の詩/詩以外のものを/情報の多すぎる現代/詩への通り路

ことば・日本語・詩(ふたたび大岡信と) 一九八三年九月
日本語のリズム/批評性と個の確立/「マチネ・ポエティク」/話しことばの文体/詩の朗読

バカみたいなものを書きたい(高橋源一郎と) 一九八四年
俳句ではない短詩型/“だからどうだ”の向こう側へ/言葉が流れていく/ニヒリストになったらおしまい/バカみたいなものを書きたい/チャンネルはいくつ?/作品として認定できるライン

ぼくらが愛してゆくこと詩をかくこと(吉本隆明と) 一九八六年
下町・山の手/老いる/「一夫一婦制」は壊れてゆくだろう/「死」の問題の解けるとき/『記号の森の伝説歌』/『二十億光年の孤独』/読者に期待する 読者に絶望する/現代詩に欠けているもの

子供時代・絵本・恋愛(佐野洋子と) 一九九一年四月
子供時代を振り返って/物語絵本と認識絵本/子供との関係/恋愛

音の力 オノマトペの力(和合亮一と) 二〇〇八年
意味以前のことば/近代詩とオノマトペ/谷川俊太郎のオノマトペ/ことばと音/眼と耳/粒子、波動、そして自然へ

詩とことば──詩にメッセージは必要か(伊藤比呂美と) 二〇二一――二二年
エゴとセルフはどう違う?/詩はジェンダーを超えるのか?/よい戦争詩、ダメな戦争詩/ことばを信用していない/年寄りのことばで、子どものフリをする

Ⅱエッセイ

「手帖」より(1)(2)(4)(7) 一九五五年三――一一月
リズムについての断片 一九五六年六月
いわゆる詩の朗読について 一九五七年一月
歌うということ 一九五七年一〇月



虹の詩学 小池昌代
初出一覧

最近チェックした商品

 

同じシリーズの商品一覧

該当件数3件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす