内容説明
与謝野晶子、斎藤茂吉、北原白秋から塚本邦雄まで。穂村弘が歌人50人とその名歌5首を厳選、鑑賞と共に贈るアンソロジー。短歌の不思議さと面白さを、楽しく深く知ることができる、決定版案内。
与謝野晶子、斎藤茂吉、北原白秋、宮沢賢治、明石海人、葛原妙子、齋藤史、塚本邦雄、馬場あき子、寺山修司――
穂村弘が近現代の歌人50人とその名歌5首をセレクト。
自由に変化し続けてきた短歌の不思議さと面白さを豊かな鑑賞と共に味わう。
決定版アンソロジー。
正岡子規
佐佐木信綱
与謝野鉄幹
窪田空穂
与謝野晶子
山川登美子
斎藤茂吉
前田夕暮
北原白秋
若山牧水
石川啄木
三ヶ島葭子
吉井勇
釈迢空
岡本かの子
土屋文明
宮沢賢治
明石海人
吉野秀雄
前川佐美雄
坪野哲久
葛原妙子
石川信雄(信夫)
齋藤史
佐藤佐太郎
宮柊二
近藤芳美
山崎方代
浜田到
竹山広
塚本邦雄
中城ふみ子
大西民子
相良宏
山中智恵子
前登志夫
岡井隆
馬場あき子
寺山修司
平井弘
奥村晃作
小野茂樹
佐佐木幸綱
春日井建
岸上大作
高野公彦
村木道彦
福島泰樹
伊藤一彦
三枝昻之
全集版あとがき
文庫版あとがき
解説 東直子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
燃えつきた棒
34
河出書房新社の『日本文学全集』(池澤夏樹=個人編集)の第二十九巻『近現代詩歌』から「短歌」のパートを文庫化したもの。 今回もまた、読み終わってから初めて気づく、君は既読本であったのだ。 同じ巻に収められた「詩」と「俳句」のパートも、それぞれ『近現代詩』『近現代俳句』として刊行されているので、今回引っかかったおめでたい御仁はくれぐれもご注意を!って、そんな間抜けはおいらだけか! 穂村弘が五十人の歌人の名歌をそれぞれ五首選んだもの。 選歌に飽き足らず、やめときゃいいのに、またまたへぼが減らず口をたたいて→2025/12/23
yumicomachi
5
河出書房新社『日本文学全集』(池澤夏樹=個人編集)の第29巻『近現代詩歌』から「短歌」パートを文庫化したもの。全集で読んだので再読。1867年から1944年生まれまでの数多の歌人の中から50人、一人につき五首を選び短い解説をつけるというのは、途方もない仕事に思われる。全集版あとがきに「たった五首ならやはり好きな歌から選びたい」「療養歌人や夭折歌人の割合が高めなのは、…中略…そのタイプの感受性が生み出す歌に惹かれるからだ」とあり、著者の嗜好が反映されているのがわかる。解説=東直子。2025年12月初版発行。2026/05/03
ハルト
5
読了:◎ 1945年以前に生まれた歌人50人の短歌が5首選出されている。初めて知る歌人もあり、また選ばれている短歌が誰もが知っている歌よりは、その歌人の普段とは違う特性が活かされている歌が選ばれていたのが、特色となっていてよかったと思う。穂村弘氏の評がなるほどなと思わせられるものが多く、これもまた参考になった。当然のことながら、歌人もさまざまな面を持ち、歌にもそのさまざまな面が現れる。時代、生活環境の変化等があり、作風が変わることもあるだろう。そんな変化をも受け入れての選出だったようにも思う。2026/04/02
チェアー
3
いつもの軽妙な軽口は鳴りをひそめ、真っ正面から作品に向き合った評。あまりに詩的でよくわからないものも多いが、それだけに繰り返し読む楽しみがある。2026/01/30
ゆきんこ
3
文にすれば一行で収まってしまう。でも、そこにしたためられた言葉から、どこまでもどこまでも世界が広がり深まっていく。シンプルだからこそ、見えたり感じたりできる余白みたいなものがあるんだなぁ…と、いろんな方の短歌に触れて思う。望遠鏡になったり、顕微鏡になったり、鏡や虫眼鏡にもなったり。穂村さんの解説つきなので、より歌の空気感のようなものを感じられる。2026/01/06




