内容説明
亡き母との思い出のぬいぐるみ。
その正体は、30センチの殺人鬼!?
人形ホラー×本格ミステリ
あなたはこのフーダニットを見破れるか?
タケシは、内気な小学5年生。2年前にママを亡くしてから、いつまでも立ち直れずにいる。そんな時に河原でそれに出会う。編集者だったママが担当した児童書『どろぼうルーカス』のぬいぐるみだ。ルーカスを持ち帰ってから、タケシの周りでおかしな出来事が連続する。パパに捨てられたのに、なぜか翌朝にはぬいぐるみが机の上にいた。翌日には迷惑行為を繰り返す隣人が二階から転落し、被害者は現場に「ルーカスがいた」と主張。さらには、タケシの嫌いな教師が喉を切られて殺される。一連の事件はルーカスの仕業なのか? タケシは複雑な思いを抱えながら、同級生の森とその正体を追うが――。
――大事なことは、ぜんぶ『どろぼうルーカス』が教えてくれた。
全ての真相が明らかになった時、少年は一歩大人に近づく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
192
阿津川 辰海、新作中心に読んでいる作家です。 著者版チャイルド・プレイ、もっと怖くしてもらえると好かったのですが・・・ 最後は大団円でした。 https://www.gentosha.co.jp/s/lucas/2026/02/03
hirokun
98
★3 ミステリー小説の設定にルーカスという人形を織り込んだ作品。私はホラー小説があまり好きではないため、ホラー少くあまり強くなくて幸い。前半は、少し児童文学の様な感じを持ちながら進行するが、途中からはミステリーに変身。読み易い文章で、一気読み。2026/02/07
星群
89
ってきり、藤崎さんとこのお梅ちゃん系統な感じかと思ったら、乙一さんテイストの薄暗い重苦しい読感でした。タイトルにルーカスの〝いうとおり〟ってあるけど、ルーカスが喋ってるとこ見てないけど。一応突っ込んでみる。ホントに終盤で、人があっさり○害されるのはドン引きで、何とも微妙な読後です。2026/03/08
たかだい
77
海外ホラーの名作『チャイルド・プレイ』を彷彿とさせるサスペンスホラー 母親を亡くして塞ぎ込むいじめられっ子の男児を中心に話が展開し、彼が執着を見せる思い出のぬいぐるみ「ルーカス」に異変が起こるという割とオーソドックスに海外ホラーの流れを汲んだ作品です 終盤、ルーカスの中に入った悪霊の正体が焦点となり、二転三転する辺りは流石、阿津川辰海って感じでしょうか いわゆるジャパニーズホラー系のホラーではない(と個人的には感じた)のでホラーとしては然程怖くなかったですが、サスペンスとしてはレベル高めかなとも思います2026/01/05
mochiomochi
75
阿津川さん初読、新刊コーナーで気になって手に取る。一気読み。和製チャイ⚪︎ドプレイに推理要素が加味されながら、最後が家族の物語に落ち着く中々忙しい作品。11歳のタケシは父親に捨てられたぬいぐるみのルーカスを偶然ゴミ捨て場で見つけ、家に持ち帰るがー。ひょうきんな見た目のぬいぐるみに憑依した悪霊的な何か。ルーカスは何を操っていて、何に操られているのか。著者は本格推理小説が本業のように思えるのだが、ファンタジーやホラーに作風を広げていこうとする試みで生まれた作品なのだろうか。物は粗末に扱わないようにしたい。2026/01/24
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