内容説明
深川中島町で小さな田楽屋を営むのぶ。紆余曲折を経て一緒に暮らす『殿ちびちゃん』こと朔太郎は七歳になり、寺子屋に通い始める。心配性ののぶは寺子屋での様子を知りたくてあれこれ聞くが、勉強にのんびりな朔太郎から返ってくるのは「走った」だの「かげふみをした」だの、遊んでいたと思しき言葉ばかり。将来を案じ子育てに葛藤する中、義兄の浮気騒動、奉公人の秘めた恋、寺子屋の先生の不穏な噂など様々な事件が巻き起こり――? 涙と温もりに満ちた人情物語、待望の続編。
深川中島町で小さな田楽屋を営むのぶ。紆余曲折を経て一緒に暮らす『殿ちびちゃん』こと朔太郎は七歳になり、寺子屋に通い始める。心配性ののぶは寺子屋での様子を知りたくてあれこれ聞くが、勉強にのんびりな朔太郎から返ってくるのは「走った」だの「かげふみをした」だの、遊んでいたと思しき言葉ばかり。将来を案じ子育てに葛藤する中、義兄の浮気騒動、奉公人の秘めた恋、寺子屋の先生の不穏な噂など様々な事件が巻き起こり――? 涙と温もりに満ちた人情物語、待望の続編。