集英社文芸単行本<br> 分裂蜂起

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集英社文芸単行本
分裂蜂起

  • 著者名:佐々木譲【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 集英社(2025/12発売)
  • ポイント 24pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087700343

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内容説明

【改変歴史警察小説三部作、堂々の完結!】

日露戦争終結から12年経った大正6年。
敗戦した日本は外交権と軍事権を失い、ロシア軍の駐屯を許していた。
11月、ロシアで過激派が蜂起し、臨時政府から政権を奪取したとの情報が入る。
一方、警視庁の新堂は水死体の引き揚げ現場に遭遇し、牛込署の中西と事件の捜査を始めた。
ロシアで勃発した革命の影響が、日本にも着実に忍び寄っていたとは知らずに――。

ロシア占領下の東京、矜持をかけた潜入捜査が始まる。
大きな歴史のうねりの中で、特務巡査としての任務を全うする一人の男の物語、ついに完結。

【著者略歴】
佐々木譲(ささき・じょう)
1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」で第55回オール讀物新人賞を受賞。90年『エトロフ発緊急電』で第43回日本推理作家協会賞長編部門、第8回日本冒険小説協会大賞、第3回山本周五郎賞を受賞。2002年『武揚伝』で第21回新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で第142回直木賞を受賞。16年に第20回日本ミステリー文学大賞を受賞。
『笑う警官』にはじまる「道警シリーズ」のほか、『ベルリン飛行指令』『制服捜査』『警官の血』『沈黙法廷』『抵抗都市』『帝国の弔砲』『遥かな夏に』など著書多数。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

162
佐々木 譲は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、改変歴史警察小説第三部完結篇となります。400頁強、一気読みでした。関東大震災で露西亜を一掃出来て良かったんでしょうね。 https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-770034-32026/01/22

モーモー

13
日露戦争に日本が敗れ、露の傘下に入った日本を仮定した世界の話。 今回は時が進み、露の帝政が終結に向かい、共和国がスタートする中で日本で発生するアカに関する話し。 民主主義が当たり前のなか、露に支配された日本を仮定したストーリーはなかなかおもしろい。 続編もでれば続けてよんでいきたいです2026/02/01

みさりん

12
歴史改変SFの要素を持つ警察小説三部作の完結編。一作目の「抵抗都市」を読んで「何だよこの暗い雰囲気は」って思っていました。ところが「偽装同盟」を読むと、大きな歴史の流れがストーリーに見事にマッチしていることが理解できました。さらに本作!物語も単なる事件の捜査ではなく、矜持を持った一人の特命巡査の孤立無援の闘いを描いています。まさに本年度のミステリを代表する傑作です。2026/02/26

しゅー

11
★★★歴史改変警察小説。ついに、この平行世界でもロシア革命は起きた。日本に駐留するロシア軍は革命政府との距離を計りかね、「同盟」解消の噂に日本国民は騒擾の気配を見せる。相変わらず、壮大な背景と地味な事件捜査の組み合わせ。しかし、さすがベテランの構築力。たとえて言うと、近所で生き残っている地味な和菓子屋さんに入ってみたら、定番ばかりだけどしっかり美味しい和菓子を食べられた、みたいな。知らんけど。だいぶ間を空けて3部作読んだので、暇なときに文庫でまとめ読みしてみようかな。2026/02/02

まんだよつお

10
改変歴史小説3部作の完結編。この「もう一つの日本」にも石川啄木は存在していた。「われは知る、テロリストのかなしき心を」「いつにても起(た)つことを得る準備あり」。真の意味で日露戦争を終えることができた主人公。予想どおり関東大震災の大団円も、予想を裏切ってのハッピーエンド。でもそれは太平洋戦争という次の悲劇への一歩でしかないのかも。満足に走ることのできない殺人犯の一人。その理由を、子どものころからも栄養失調のためとする、国の責任を問うようなところ、佐々木譲の独壇場。2026/02/26

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