内容説明
感染症やスラムの問題など、グローバリズム下での社会矛盾を鋭く論じてきた著者が、マルクス、エンゲルスの思想に立ち戻って読み直し、彼らの時代の階級闘争とは異なる様相を呈し、また地球環境危機の進む現代における新たな変革の可能性を追究する。
目次
序――〈チキン・シャック〉のマルクス
マルクスを読め!
全集サーフィンをおこなう
章立て
第一章 古き神々、新しき謎――革命的主体についての覚え書き
普遍的階級
階級戦争の時代
命題
第二章 マルクスの失われた理論――一八四八年のナショナリズムの政治
国民なきナショナリズム
マルクスに反するマルクス
階級とナショナリズム
利害の計算
第三章 来るべき砂漠――クロポトキン、火星、そしてアジアの鼓動
シベリアの探査
アジアと火星の乾燥
病的科学
第四章 誰が箱舟を作るのか?
Ⅰ 知識人の悲観論
Ⅱ 想像力の楽観論
訳者あとがき
解説(宇波彰)
一 はじめに
二 労働運動の意義、階級の問題
三 国家の問題
四 気象変動の問題
五 地球温暖化の問題
六 おわりに
注
索引
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
sayan
26
マルクス関連本を手に取るのは久々で、著者の作品としては2冊目。以前読んだ要塞都市LAの議論が斬新だった。本書はそのタイトルにグラハム・ハンコックを、表紙画にカルト的な魅力を感じた。内容は多岐にわたり、各パートの印象に濃淡がある。タイトルでもある「古き神々」である「はず」のマルクス等の理論が今直面する課題に対する限界を指摘する第一章が特に刺激的。例えば、労働者階級のうち不安定労働者が多々占めるいま、階級(革命)主体としてどう戦略をたてるのか。同様の苦悩は、映画「ハゲタカ」の一幕にも共通し生々しく描写された。2020/09/21
yooou
7
☆☆☆★★ 読みにくい本だった。なんでなのかと考えると自分の世界史観とこの本にある労使の階級闘争の歴史観が全然かみ合わないからだと思う。つまり全く知らない歴史だった。臥せられいるのだと思った2021/03/13
スプリント
5
なかなか難解でした。 時を開けてから再読したい。2020/10/17
sakesage
4
マイク・デイヴィスの本書を数ヶ月前に読んでいて本棚に入れていなかったこともあるのだが、何よりもこの本がアクチュアルに刺激的だという点、それからトラック労働者でありながら在野のマルクスだけではない19世紀以降の労働運動をネットサーフィンで読み進めてきたという強者感に心を大変にひかれた。とまぁ、彼に習ってマルチェロ・ムスト編著『万国の労働者団結せよ!マルクスと第一インターナショナルの闘い』を先ほど読了。第一インターに在籍していたマルクスだけではないアンソロジー。この本はブックメーカーに検索でヒットしない。なぜ2024/10/19
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