内容説明
アルコーヴ? プディング? ターキッシュデライト? マントルピース?
砂色の髪? オリーブ色の肌?
英米文学に登場する“わかるようでわからない”おなじみのアイテムや表現を、翻訳家・金原瑞人がひも解く!
・9種類もある「エリザベス」の別称
・英語ネイティヴのひともじつはよくわかっていないオリーブ色の肌
・プリンとはまったくの別もの? 甘いものから血で作ったものまで、さまざまなプディング
・アメリカとイギリスでは異なるビスケットやスコーン
・ファンタジー世界への入り口、ワードローブ etc.
サマセット・モーム『人間の絆』やチャールズ・ディケンズ『クリスマス・キャロル』、C.S.ルイス『ライオンと魔女とようふくだんす』などさまざまな文学作品とともに、言葉の意味や背景を探求する。知れば知るほど、英米文学がもっと楽しくなる!
目次
はじめに
あだ名
アブサン
アルコーヴ
イースター
色
エシャロット
煙突掃除
オリーブ色の肌、ブロンズ色の肌
髪
キロとマイル
クリケット、サッカー、ラグビー
コート、オーバー、外套、マント
コルセット
獅子鼻、鷲鼻
スコーン
石盤、石板
ターキッシュデライト
煙草
テラス、ベランダ、バルコニー、ポーチ
トランプ、カード
ハート型の顔
パイ
ヒマシ油
ひよこ豆、空豆
封蝋、印章
フランス窓
プリンとプディング
フルーツ・ポンチ、フルーツ・パンチ、ポンチ、パンチ
ペーパーバック
ペチカとストーブとオーヴン
帽子、ハット、キャップ
マントルピース
羊皮紙、ちょっとパピルス
ワードローブ
付録 こんなことがありました
あとがき
本書に登場する金原瑞人著書・訳書
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
oldman獺祭魚翁
33
もう速攻に本棚に迎える本に即決。金原さんは名翻訳者で有るだけでなく、エッセイストとしても第一級なのだが、その金原さんが自分の守備範囲について書いているのだから面白くない筈が無い。白秋の「ペチカ」はロシアじゃなくて満州のだったり、オリーブ色の肌について論じたり……タバコについて論じたり(僕も言わせて貰えばパイプは「飲む」シガレットは「吸う」葉巻は「ふかす」「燻らす」)もう堪らなく楽しい本ではある。ただ、金原さん自分が関係した(訳した)本の説明は超面白いので、本棚の積ん読本が増える事にご用心!!2026/02/28
ズー
22
海外文学をよく読むので、とてもこのエッセイを楽しめた!あーそれよく出てきたけどそうゆうものだったのか!の数よ…。翻訳のルール的なものや苦労、楽しさもよく分かった。金原ひとみさんが好きなので何かの対談でお父さん翻訳家なんだ!何か読んでみたいと思っていたら、もう何冊か読んでいた。しかも好きで手元にある本もあった!金原さんの訳書とオススメ文読んだら、さらに読みたい本が増えてしまった。さらに海外文学を楽しめる知識が楽しく学べる一冊。2026/02/12
本の蟲
20
オリーブ色の肌、各種プディングにパイ、日本に流通していない野菜、各国度量衡、マントルピースetc。ぼんやりとしたイメージで読み流していた海外文学の言葉の数々を、ベテラン翻訳者が翻訳裏話を交えて解説した本。初っ端から「実はわからないまま日本語に置き換えたものもある」と暴露されて笑う。外来語→カタカナ置き換えは非常に便利で、今では日本で普通に使われるようになった言葉も多い。しかし、現地では全く違う意味になったりするので油断禁物。ビスケットとスコーンのように英米で正反対の使用例も紹介されていて大変興味深かった2026/01/24
まろ
11
クリスティ読んでて、「フランス窓」「マントルピース」ってなんぞ?って思いググりながら読んだことを思い出す。そうした日本であまり馴染みがないが英米文学でよく目にする言葉を著名な翻訳家である著者が解説する本…というより、その言葉にまつわるエピソードや作品を紹介する本といった方が近い。単純にわからない言葉を知りたいだけなら、自分で検索して絵や写真をみた方がイメージわくと思う。そうじゃなくて、これは本筋には影響ないような豆知識を増やして楽しむための本。ちょっと語り口がわたしには合わなかったかな…(ごめんなさい)。2026/02/07
樽
8
〈図〉なんかもう一息すっきりしない感じ。ネットで調べてみて、とか言われちゃうし。ただ、過去の翻訳作品から該当の単語を示してくれるのは参考になりました。2026/02/24




