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内容説明
数学や哲学で多大な業績を残し、歴史家や発明家としても活躍した知の巨人ライプニッツ。時に政治に口を出し、時に論争を巻き起こしながら、バロック時代を「転がる石」のように生きた70年の生涯から岐路となった7日間を取り上げ、遺された10万ページのメモと2万通の手紙を元にその思考と業績を再構築した比類なき書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たま
81
ライプニッツの生涯から7日を選び、その日彼が何処で何をしたかを書く。この〈何をしたか〉がすごい。理系文系(なんて今また無意味かも知れないが)を超えるあらゆる学問、技術についての広大な知識と関心。謎だらけの世界の仕組みについて仮説を立て学者たちと大量の手紙で議論する。〈世界の仕組み〉の仮説が創造主たる神の神学と分かち難いのが17世紀。ハノーファーの宮廷に仕えているのにその仕事はほったらかし、だいたいウィーンに住んでたりする、現代からは考えられない働き方。17世紀ルネサンスの現場に立ち会った思いで面白かった。2026/04/16
ヘラジカ
34
評伝と言うと幼少期から晩年まで追うイメージがあるが、当書はタイトル通り「7日間」にフォーカスしている。このアプローチはライプニッツに馴染みがない、それどころか興味も薄い(自分のような)人間には最適だ。名前だけ知っていて今までもこれからもあまり縁のなさそうな偉人の業績を知る機会としては非常に良い読書であった。たった7日でも分かる巨大さ。地味に時代背景などを知る面白さもあった。2026/02/01
tom
20
けっこう苦労して最後まで頁をめくる。初めのほうにあった微積分の発明部分は面白かったのだけど、それ以降は、正直に言ってライプニッツが何をしていたのかほとんど不明。土木建築やら歴史の編纂やら計算機の発明、宗教問題などなど八方に手を伸ばしていたことだけが分かった。それでどうなのという感じか。まあバロックの時代の人が、ここまで手を広げて面白いことを考えたというのがすごいこと、このことだけは分かった。疲れる本でした。2026/06/05
信兵衛
16
読むのには苦労させられますが、ライプニッツという歴史上の人物に組み合ったという点では、読み甲斐あり。 また、労作であるという点につき、本作を称えたい。2026/03/20
Shori
3
ライプニッツ、微積分発明(ニュートンとは別々に)のイメージしかなかったが、はるかに幅広く深い分野に足跡を刻んだ知の巨人だった。著作としての発表が少なく、膨大なメモと書簡が残されるのみだったことも、業績と知名度のギャップの理由か。ダヴィンチに近いものを感じる。楽観主義、実践を重んじる姿勢、統合への意志、最後の博学者と呼ばれるのもわかる。2026/05/17




