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内容説明
数学や哲学で多大な業績を残し、歴史家や発明家としても活躍した知の巨人ライプニッツ。時に政治に口を出し、時に論争を巻き起こしながら、バロック時代を「転がる石」のように生きた70年の生涯から岐路となった7日間を取り上げ、遺された10万ページのメモと2万通の手紙を元にその思考と業績を再構築した比類なき書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヘラジカ
33
評伝と言うと幼少期から晩年まで追うイメージがあるが、当書はタイトル通り「7日間」にフォーカスしている。このアプローチはライプニッツに馴染みがない、それどころか興味も薄い(自分のような)人間には最適だ。名前だけ知っていて今までもこれからもあまり縁のなさそうな偉人の業績を知る機会としては非常に良い読書であった。たった7日でも分かる巨大さ。地味に時代背景などを知る面白さもあった。2026/02/01
信兵衛
16
読むのには苦労させられますが、ライプニッツという歴史上の人物に組み合ったという点では、読み甲斐あり。 また、労作であるという点につき、本作を称えたい。2026/03/20
かじかじ。
0
ライプニッツの生涯を「7つの決定的な1日」を通じて描く画期的な評伝である。 10万枚に及ぶ草稿と2万通の書簡を駆使し、 微積分記号∫の発明、 二進法によるデジタル時代の先駆、 モナド論、「最善世界」の弁神論など、 哲学・数学・工学・政治にまたがる驚異的な知的営為を、パリ、ハノーファー、ベルリン、ウィーンでの日常の細部—珈琲や砂糖への嗜好、毛皮の部屋着—とともに鮮やかに再現する。 1300人と文通しながらも 根本的に孤独だった人間ライプニッツの実像を、バロック文化史の彩りのなかに浮かび上がらせる。 2026/04/05
秋野
0
ライプニッツの人生全体を記述しようとしたら膨大で収集がつかなく(そしてたぶん退屈に)なるだろうところを、CTスキャンの断面図を7枚並べるようにわずか七日間に集中することでかつてなくクリアーに語った傑作評伝。最後にライプニッツ思想の核心をまとめてくれたところがまた明快でよかった。以前からモナド論などに不可解な印象を受けていたが、遺伝子も量子力学もない時代、科学検証がとても及ばなかった領域にもとことん考察を突き詰めずにはいられなかった人物の思考の軌跡なのだなと納得がいった。2026/03/05
isbm
0
★★☆2026/03/02




