内容説明
同じ軽音部の憧れの先輩に告白をしたり、悪友たちとダラダラ放課後を一緒に過ごしたり、双子の妹――小柴ニャオとリンと共に家族団らんの夜を過ごしたりする。そんな普通の日常を愛する高校生、言万心葉。
かけがえのない彼の日々に異変が起きる。別の世界の夢を見せる指輪、恐ろしい化物と銃で対峙した記憶、そして時折現れる、メイドの幽霊。
世界の真相を解き明かすため、幼馴染のグループ『シャチイーター』と共に怪現象の調査を始める。
「だってお兄ちゃんが、ニャオに優しくしてくれたから」
――彼を待つ、日常の残酷な真実とは。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
芳樹
29
【BW】「青春したい」というのが心葉がずっと夢見て願っていたことであった。その意味では今回心葉の置かれた状況は、彼の本来の「願い」を叶えたものであったっでしょう。でも、真実はそうではなかった。それに気付き「やるべきこと」に向きあってからの心葉の立ち居振る舞いに、読んでいて胸が苦しくなった。心葉が自分が進むべき道を見つけるというストーリーのために、これほどまでに深い舞台装置を作った逢縁奇演氏の手腕に脱帽です。続編を楽しみにしています。2026/01/10
よっち
26
かけがえのない普通の日常を過ごす心葉の日々に異変が起こり、世界の真相を解き明かすため、幼馴染グループと共に怪現象調査を始める第5弾。同じ軽音部の憧れの先輩に告白したり、悪友とダラダラ放課後を一緒に過ごしたり、双子の妹・小柴ニャオとリンと夜を過ごす中で起きる異変。双子義妹との幸せそうな様子や恋兎先輩の距離感、仲間たちとの会話もなかなか効いていましたが、これまでのスケールの大きな展開から一転、理想とする世界と進むべき世界が一致しない皮肉な構図が浮き彫りになっても、前に進む心葉の信念が感じられて良かったですね。2026/01/05
真白優樹
16
軽音部の先輩に告白したり、友人たちと駄弁ったり、ニャオとリン、双子の義妹と賑やかに過ごしたりする今巻。―――何処かで望んでいた平和、それでも守りたい世界がある。 今まで見たこともない平和な世界、ごく当たり前の普通の日々。そんな世界の真実に気づき、課せられた試練に立ち向かう巻であり、心葉にとって大切なことの欠片を思い出しつつ、線の人と戦う準備も整う巻である。果たして待っているであろう戦い、勝ち残る事は出来るのか。心葉はこの日々を何も変えることなく守り抜くことはできるのか。 次巻も勿論楽しみである。2026/01/07
なみ
16
言万心葉は、軽音部の恋兎先輩に告白するも、あっけなく振られてしまう。 シャチイーターという仲良し(?)グループに、双子の妹である小柴ニャオ、小柴リン。たくさんの仲間たちに囲まれて学園生活を送っていた心葉だが──。 この世界で引き続き、幸せな生活を送ることもできたはずなのに、再び終末で溢れた世界で戦い抜く日々に身を投じると決意した心葉の姿が、どうしようもなく主人公でした。 新キャラもすごく素敵でした! シャチイーターの人たちも好きです。胡道のむ、またいつか出てきてほしい……!2025/12/19
冬野
14
シリーズ第五弾。序盤からif世界と実世界を往復する(その上語り手がよく変わる)構成なのに全く読み難さがない。心葉の育ての親いい人すぎるし、男子(義人や草次郎など)も含めて魅力的なのはいいラノベ。自分は捻くれ者なので、明けない夜はないやら選んだ選択肢を正解にしていけばいいやらの言説が全然響かないのだが、この作品の言葉は血が通っていて泥臭くて心に直接届く。妹ニャオが可愛すぎたしLunaさんの安定のニコイチ感と重さが非常に良き。クライマックスがバンドのライブってのもいい。オチの付け方もお上手。会長…。星:5/52026/01/27




