内容説明
友達がいない小学五年生のアマネは、ある日、人気者の陽ちゃんに「『女子みんなで』遊ぼう」と声をかけられて――やがて大人になったアマネが辿り着く「友情」とは。あたらしい友情小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
150
山崎 ナオコーラは、新作中心に読んでいる作家です。本書は、著者版裏成瀬友情物語の佳作でした。世の中、LGBTQ+、多様化、さらに細分化して来ています。 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309032429/2026/01/13
chimako
58
感想が書きづらい。性自認と友情と友だちと自らの子ども。トランスジェンダーでノンバイナリーを自認するアマネ。「コエヘン」と言うあだ名を付けられ仲間外れの日々が劇的に変わったのは陽ちゃんか現れてから。二人は友だちになり交換日記を始め、高校で共通の友人小平小百合と出会う。小平を推していたのはアマネだったのだが、陽ちゃんと小平は漫才コンビを組み遠くに行った。アマネはいつの間にか子どもが生まれ、その子に少し特性があったのだろう、学校を吟味し、その学校に裏切られ田舎に引っ越す。途中が一飛びでついていけず。2026/06/21
Karl Heintz Schneider
48
小学五年生のアマネはちょっと変わった女の子。自分は女子でも男子でもない。わたしはわたし。「女子みんなで遊ぼう」と言われると違和感を感じる。そんな彼女だから友達はおらず時には心無い言葉を言われることも。ある日、学年一の人気者・陽ちゃんが「友達にならない?」と声をかけてきて。山崎ナオコーラさんは初読みの作家さん。性別非公開とあるが画像からはどう見ても女性に見える。「誰にでもわかる言葉で、誰にもかけない文章を書きたい。」確かに変わった物語だとは思ったが陽ちゃんがなぜアマネに声をかけたのか最後までわからなかった。2026/02/25
HMax
35
小学五年生のアマネは生命が地球に生まれた時を覚えている女の子だけど「女子」ではなく「男子」でもないハスキーな声をしたノンバイナリーな子供。そんな子が友達を作り、子供を作り、一生を終える物語。陽ちゃんと小平の舞台裏に訪ねて行って「学生時代の友人です。」どうして言えないのだろうか。別に言わなくてもいいけど。せっかくなのに。2026/03/15
愛玉子
30
主人公はトランスジェンダーでノンバイナリーのアマネなのですが、ナオコーラさん(現在性別非公開、夫と子がいる)の思想をそのまま書いた感じがします。書き方は実験的ではあるけれど、内容自体はナオコーラさんが日頃考えていることそのままという感じで、もうちょっと小説化してくれた方が読みやすいかな。私も「女性だから」と一括りにされて被害や損失を一方的に被ってきた世代なので、女性の生きづらさには共感しますが、「男の子たち」と一緒にいるとのびのびできる、という辺りは危うさを覚えます。男の子及び「友情」を美化しすぎな気も。2026/01/21




