内容説明
友達がいない小学五年生のアマネは、ある日、人気者の陽ちゃんに「『女子みんなで』遊ぼう」と声をかけられて――やがて大人になったアマネが辿り着く「友情」とは。あたらしい友情小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
144
山崎 ナオコーラは、新作中心に読んでいる作家です。本書は、著者版裏成瀬友情物語の佳作でした。世の中、LGBTQ+、多様化、さらに細分化して来ています。 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309032429/2026/01/13
愛玉子
26
主人公はトランスジェンダーでノンバイナリーのアマネなのですが、ナオコーラさん(現在性別非公開、夫と子がいる)の思想をそのまま書いた感じがします。書き方は実験的ではあるけれど、内容自体はナオコーラさんが日頃考えていることそのままという感じで、もうちょっと小説化してくれた方が読みやすいかな。私も「女性だから」と一括りにされて被害や損失を一方的に被ってきた世代なので、女性の生きづらさには共感しますが、「男の子たち」と一緒にいるとのびのびできる、という辺りは危うさを覚えます。男の子及び「友情」を美化しすぎな気も。2026/01/21
信兵衛
23
「友情」とはいったい何なのか、どう言えば良いのでしょう。 人によってそれぞれとも思いますが、「友情」を狭く固定的にとらえてしまうと、窮屈になってしまう気がします。 とはいえ、アマネが思うように広がってもなぁ。2025/12/29
雪丸 風人
18
振り切れたエピソードが楽しい!人との違いに戸惑いつつ生きるアマネの物語です。狂おしく友を求めてもずっと独りだったアマネの人生が、太陽のような少女からの誘いをきっかけに光を帯びていきます。主人公の低すぎる自己肯定感や底知れぬ不安が胸にじんじん沁みましたよ。人によってアマネの個性の受け取り方が全然違うところは興味深かったです。終盤には生きづらさにまつわるエッセンスが凝縮されていましたね。私も「障害」は社会が少数者へ貼り付けるレッテルという考えには共感を覚えずにいられませんでした。(対象年齢は13歳以上かな?)2026/01/08
たっきー
15
アマネはノンバイナリーで、どんな関係でも友情を育むことを目指す。ナオコーラさんの考えが反映された「らしい」作品。だが、面白いかというと微妙なところ。2025/12/28




