陽ちゃんからのそよ風

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陽ちゃんからのそよ風

  • 著者名:山崎ナオコーラ【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 河出書房新社(2025/12発売)
  • 梅雨を楽しむ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/14)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309032429

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内容説明

友達がいない小学五年生のアマネは、ある日、人気者の陽ちゃんに「『女子みんなで』遊ぼう」と声をかけられて――やがて大人になったアマネが辿り着く「友情」とは。あたらしい友情小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

149
山崎 ナオコーラは、新作中心に読んでいる作家です。本書は、著者版裏成瀬友情物語の佳作でした。世の中、LGBTQ+、多様化、さらに細分化して来ています。 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309032429/2026/01/13

Karl Heintz Schneider

47
小学五年生のアマネはちょっと変わった女の子。自分は女子でも男子でもない。わたしはわたし。「女子みんなで遊ぼう」と言われると違和感を感じる。そんな彼女だから友達はおらず時には心無い言葉を言われることも。ある日、学年一の人気者・陽ちゃんが「友達にならない?」と声をかけてきて。山崎ナオコーラさんは初読みの作家さん。性別非公開とあるが画像からはどう見ても女性に見える。「誰にでもわかる言葉で、誰にもかけない文章を書きたい。」確かに変わった物語だとは思ったが陽ちゃんがなぜアマネに声をかけたのか最後までわからなかった。2026/02/25

HMax

34
小学五年生のアマネは生命が地球に生まれた時を覚えている女の子だけど「女子」ではなく「男子」でもないハスキーな声をしたノンバイナリーな子供。そんな子が友達を作り、子供を作り、一生を終える物語。陽ちゃんと小平の舞台裏に訪ねて行って「学生時代の友人です。」どうして言えないのだろうか。別に言わなくてもいいけど。せっかくなのに。2026/03/15

愛玉子

30
主人公はトランスジェンダーでノンバイナリーのアマネなのですが、ナオコーラさん(現在性別非公開、夫と子がいる)の思想をそのまま書いた感じがします。書き方は実験的ではあるけれど、内容自体はナオコーラさんが日頃考えていることそのままという感じで、もうちょっと小説化してくれた方が読みやすいかな。私も「女性だから」と一括りにされて被害や損失を一方的に被ってきた世代なので、女性の生きづらさには共感しますが、「男の子たち」と一緒にいるとのびのびできる、という辺りは危うさを覚えます。男の子及び「友情」を美化しすぎな気も。2026/01/21

ぐうぐう

26
カテゴリーを崩していくことで生きやすさを提唱する山﨑ナオコーラ。本作のキーワードは、ずばり「友情」だ。「友情」もまたひとつのカテゴリーなのだが、その定義を広げていくことでナオコーラは、カテゴリーをめいっぱい広大にさせ、まさしく「友情」が宇宙規模であることを教えてくれる(宇宙というカテゴリーは、もはやカテゴリーとは言えまい)。児童小説のようだった装いが、読み終わる頃には大河小説のように思えるのは、そういうことだ。それでいて本作は、読み終え、ページを閉じると、優しく温かいそよ風を感じる。2026/03/25

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