苦痛の心理学:なぜ人は自ら苦しみを求めるのか

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苦痛の心理学:なぜ人は自ら苦しみを求めるのか

  • 著者名:ポール・ブルーム/夏目大
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • 草思社(2025/11発売)
  • ポイント 30pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794228048

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内容説明

ホラー映画、激辛料理、SM、過酷な登山、…
人が倒錯的な痛みを求めるのには、科学的な理由がある。

◆アダム・グラント、スティーブン・ピンカー推奨!◆

心理学、脳科学などの最新研究にもとづき、人間にとっての「適切な痛み」の重要性を説き明かす。痛みを社会性、道徳、快楽、幸福などの観点から考察し、人生における苦痛の価値を問う。『反共感論』で刺激的な議論を巻き起こした著者による、苦痛からみる「逆説的幸福論」。

「私が本書で言いたいのは主に三つのことである。まず、自分で望んで受けるある種の苦しみ―痛み、恐怖、悲しみなど―は人にとって喜びの元になり得るということ。二つ目は、喜びだけの人生は良い人生とは言えないということだ。道徳的に正しく、意味ある目的がなくてはならない。三つ目は、高い目標を達し、不足のない充実した人生を送ろうとすれば、必ず途中で何らかの苦しみを体験するということだ。」本文より

「ポール・ブルームは、人間の本性における矛盾を見抜き、それを深く納得のいく説明で解決する才能を持っている。この明快で魅力的な本は、私たちの不可解なマゾヒズムについて、再びその才能を発揮している。」 スティーブン・ピンカー (『人はどこまで合理的か』著者)

「この本は、あなたが『良い人生』というビジョンを改めて考えるきっかけとなるだろう。ポール・ブルームは、鋭い洞察力と明快な文章で、痛みや苦しみは幸福に不可欠であると説得力のある主張を展開する。本書は、有害なポジティブ思考への爽快な解毒剤となるだろう。」アダム・グラント(『THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す』著者)

「なぜ私たちは時に悲しみ、恐怖、そして痛みを求めるのか、という彼の議論は、逆説的にも読むのが楽しくなる。さあ、蛍光ペンを取り出してカレンダーを空けておこう。この本を一度読み始めたら、もう手放せなくなるだろうから。」ダニエル・ギルバート(『明日の幸せを科学する』著者)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

かわうそ

31
人生の意味と快適さを同時に満たすことは可能だと。なぜなら、人生の意味を目的としたフロー状態はそもそも快適さを生み出すからだ。そして、快適さを生み出したと言う事実によってさらにフロー状態の快適さが増幅する。面白かったのは、金銭あるいは社会的な地位を目的とすると、精神疾患になりやすいということだ。また、意味を感じていることと幸福に感じていることとは相関関係がどうやらあるらしいとのことだった。苦痛とは現在の状況に対するセンサーである。喜びが永続しないのは我々を努力へと掻き立てるためである。2026/01/12

ちゃすくん

2
所感としては、苦痛の心理学というより意味の哲学、幸福の哲学、想像の哲学といった論旨だろうか。全体的に論理の構成が弱く感じてしまうのは、言語の定義を気にかけているようで、結果的に区別して使っている意味が無いように思えてしまうからだ。利他的な行動を快楽の追求では説明しきれない理由も判然とせずモヤモヤとする。まあ言葉の明確な区別で論理的に整えるという方向性は突き詰めるのならば脳の活性化部位の区別にまで行き着かなくてはならないのだろうし、このモヤモヤは必然なのかもしれない。例えば、利他的な行動は自らの快楽と比べて2025/11/23

Go Extreme

2
意味のある人生には必ず苦しみと努力が含まれる 動機の多元性 快楽、道徳、意味 良い人生≠幸せな状態 人生に意味がある≒不安や心配を抱えている ベニグン・マソキズム 安全だとわかっている痛みや不快感 人間の脳は相対的に評価 能力よりも少し難しい課題 努力のパラドックス IKEA効果 努力が価値を生み出す 選択した苦しみ 生きるなぜを持つ者→『どのようにに耐えられる 外発的目標 内発的目標 幸せを直接追求→幸せを遠ざかせる 選択していない苦しみ 経験者としての側面 評者としての側面 幸せというのは副産物2025/11/18

黒とかげ

0
内容は難しいが、非常に興味深かった。人間の本質にせまっているし、誰にでも心当たりがあることが論じられている。ただ、心理学というよりも哲学的に近いような印象がある。2025/12/10

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