内容説明
人見知りで要領の悪い日和は、なんとか滑り込んだ就職先でも叱られてばかり。
会社をやめようかと悩んでいると、社長から気晴らしに旅に出ることを勧められた。
初めて一人で行った熱海で、ひとり旅の魅力に取りつかれ、どんどんと行動範囲を広げていった。
プライベートが充実してくると、仕事への影響も、周りの目も少しずつ変わってくる――。
日和は小宮山商店株式会社に勤めて8年。
3月のはじめ、斎木課長に会議室へ呼び出され、お説教かと心配していると、なんと昇進についてだった。
仙川係長が退職するにあたり、麗華を係長に、日和を主任することを考えているという。
いい話に違いないけれど、昨日と同じ今日が続くことこそが望ましい日和にとっては、プレッシャーが大きすぎた。
「同じである必要はない」という斎木の言葉も素直に受け止められずにいると、
天気も良く、繁忙期もすぎたので旅に出ることをすすめられ、日和は徳島・香川へ向かった。
これが自分と向き合う大切な旅になるのだった。
旅先は岩手、三重、徳島、香川!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いたろう
77
シリーズ8作め。前作が、続編というよりスピンオフのような「ふたり旅日和」になっていたので、シリーズが続くとしても、日和と蓮斗の「ふたり旅日和シリーズ」として続くのかと思ったが、どうやら「ひとり旅日和」に戻ってシリーズは続くらしい。晴れて恋人同士になったものの、蓮斗と遠距離恋愛になってしまった日和は、相変わらず、ひとりで旅に出る。今作の旅行先は、岩手(一関・平泉・花巻)、三重(伊勢・志摩・鳥羽)、徳島、香川。今まで知らなかった、ご飯と一緒に食べるのが一般的という徳島ラーメンが気になる。さて、次作では何処へ?2026/04/05
ツン
54
日和の進化が止まりません、仕事も一人旅も。でと、二人旅が読みたいです(笑)2026/04/16
まり
48
図書館本。この間のふたり旅がすっかりと忘れるぐらいの楽しいひとり旅。日和の旅の成長っぷりがすごい。そして何と言っても食べ物が美味しそうすぎる。私は呑まないので呑まずに食べることが多くて余計に楽しく読めたかも。阿波踊りは私も踊ってみたい。すごく楽しそう。2026/02/09
yuni
47
今回は「岩手」「三重」「徳島」「香川」をひとり旅する日和。熱海でオドオドしていた日和はどこへやら。どの旅も堂々としていて、ハプニングにも動揺せず瞬時にプランを立て直し、その土地を別角度から楽しむ対応力。特に三重編が最高でした。職場での評価が上がるのも納得で今の日和なら昇進しても大丈夫!シリーズファンとして日和の旅先を集計してみました←暇人です。居住地の東京を含めると33県制覇で残り14県です。蓮斗が福岡にいるうちに大分と熊本はぜひ2人で訪れてほしい…なーんてね…って私めっちゃオタ目線じゃん。2026/02/02
よこたん
37
“ひとつぐらいは食べられないままに憧れ続ける食べ物があってもいい、と自分に言い聞かせ、日和の伊勢神宮参拝と食べ歩きは終了した。” 赤福の店のぜんざいに付いてくる角切り塩昆布、美味しそう(塩昆布大好物なので)。そりゃあ夏の名物にも心惹かれるよね。お正月に読もうと温めていたシリーズの最新刊。旅先の名所より、土地の名物メニューが光り輝いていて、何度もゴクリとなった。気ままに動けるひとり旅にも、ハプニングは付きもの。日和の逡巡が痛いほど分かりこっちもハラハラ。香川の骨付鶏、お土産で食べたけど現地で食べたくなった。2026/01/02




