カフェゴトーの記録

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カフェゴトーの記録

  • 著者名:瀬谷薫子/後藤進/川島小鳥
  • 価格 ¥2,970(本体¥2,700)
  • 大和書房(2025/11発売)
  • ポイント 27pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784479394662

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内容説明

学生の街・早稲田で34年。
早稲田大学の学生から著名人まで、
幅広い人に愛される ”素朴なケーキ” を出す喫茶店、
「カフェゴトー」の全記録・インタビュー集

ーー東西線の早稲田駅を出てすぐ、ビルの階段を上がった二階にカフェゴトーはある。朝十時から、夜の九時まで。ここに来る人は、朝も昼もケーキを食べる。コーヒーを飲み、本を読み、話をしながら、それぞれが選んだケーキを食べる。
東京で三十年以上、続いてきた喫茶店には“なにか”があった。そのなにかは、あのときゴトーで感じた実家のような空気にある気がした。落ち着きや安心だけではない。明るさと、寂しさ。温かさと心細さ。静かな予感。時間と思いが集積したあの場所には、そういうものが漂っていた」(前書きより)

ーー矜持を保ちつつ、優しくもある。大切なものを守りながら、柔軟で、寛大であり続ける――そんなGOTOの佇まいは、ものづくりに携わる人間として一つの目指すべき姿だと感じる」(朝井リョウさん)

ーー「喫茶店の毎日は同じ繰り返しのようで、螺旋のように少しずつ、上にあがっているんだ」(店主・後藤進さん)

学生の街、早稲田駅前で34年間続く喫茶店、cafe GOTO(カフェゴトー)。
朝井リョウ、内田真美、土岐麻子、テリー伊藤……数多くの人に愛されているのは、
30年以上変わらずに作り続けられているホームメイドケーキです。

素朴なケーキはなぜ、人々の心を惹きつけるのか。
東京で30年以上続く「喫茶店」とは、人々にとってどんな場所なのか。

カフェゴトーを愛する各界の著名人、早稲田大学の教授と学生、現役スタッフ、そして70代の店主 後藤進さん。さまざまな人物に話を聴き、「喫茶店」というものの存在を浮かび上がらせたインタビュー集。

写真家・川島小鳥さんによる撮り下ろし写真を掲載。

チーズケーキ、タルトタタン、チョコレートタルト……長く愛され続けてきたカフェゴトーの代名詞であるケーキと、ドリンクのレシピを多数収録。

=====

編著:瀬谷薫子
語り:後藤進(カフェゴトー店主)
写真:川島小鳥
寄稿者:
朝井リョウ(小説家)「GOTOの隅に腰を下ろして」
内田真美(菓子研究家)「階上の私的希少店」
土岐麻子(歌手)「誰かの花園」
テリー伊藤(タレント/ 演出家)「cafe GOTOと私の不思議な関係」


  【目次】

はじめに カフェゴトー 

一章 後藤さん
後藤さん / 本物の味 / たんぽぽの綿毛 /ケーキだけの店 /待ち合わせ /間合い / 古くて新しい /早稲田の街で  

二章 ケーキ
物語とイメージ / 幼児性の芸術 / タルト・タタンの矜持 / チョコレートの哲学 / 果実のノスタルジー / 創作 / 約束 / 僕が好きなもの / 残したい / ケーキと一日

三章 人
ゴトーの人 / 他人以上 /ぶどうのタルト / 水曜日の音楽 / マスター孝行 / 鈍(どん)/ 道具箱 / 踊り場 / 実家

終章 喫茶店
文化 / 憧れ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

バネ

60
食は文化である。ソレを体現するかのような[カフェゴトー]。昔から都内に行きつけの喫茶店を見つけたいと思っていたが、どのお店もしっくりコない。。そんな中、この作品を読んで初めて行きつけにしたいと思った。純喫茶でもない、STARBACKSでもない、まさに私が求める丁度良い塩梅なのである!作品には、開店以来通いつめている人、そのままお店で働くようになった人、色々な人達のお店に対する愛情、後藤さん(マスター)へのRESPECTが描かれており、行ってもないのに行った気分になれる。近日、実際に行って体感したい。2026/07/12

spike

2
早稲田という街にはたまに行くけれどそんなに愛着があるというほどではない。なので「カフェゴトー」にも行ったことがない。にも関わらず読んでいて懐かしさと心地よさ満載になれる本。編著の方、写真の方含め愛が溢れている。後藤マスターの描写に、「市井の哲学者」とか「在野の歴史家」というコトバを連想した。2026/07/02

yoocoo

2
いつしか生クリームたっぷりのケーキは胃もたれがするようになったのだが、カフェゴトーのケーキはいつ食べてもホッとする味だ。 ボリュームがあるのにしつこくない。タルト生地の厚みにムラがあるところが、ホームメイドらしくて信頼できる気がする。 本を読んで、その味はゴトーさんの人柄そのものだと思った。温かなまなざしを持ちながら、人との距離は慎重に保つ。その絶妙な距離感こそがカフェゴトーの味と居心地を生み出しているのだろう。 著者の取材の姿勢からも、ゴトーさんへのリスペクトが伝わってきた。長く続いてほしい喫茶店だ。2026/03/01

Ken.

1
今年亡くなった恩師との思い出が詰まったcafé GOTŌです。ゆっくり誰かと話したい、今日は一人で過ごしたい、早稲田でカフェといえばいつもゴトーでした。奥に佇むマスターの知られざる人生の一瞬とゴトーの哲学に触れ、ふとした時に行きたくなる、一人だけれど一人じゃないあの絶妙な間合いのある空間の所以が想像できた。「物語がないとだめなんだ。物語があるケーキは、食べる人にも届く。(中略) ずっと食べ続けられていくものには、物語があるものなんだよ」。ゴトーのチーズケーキには、今となっては僕も僕なりの物語があります。2026/05/04

あるぱか

1
色々なところで名前を聞いていたcafegotoさん。好きなライターさんが書かれたということで手に取りました。ケーキだけのお店に込められた思いやこだわり。店主さんや働く人などまさしく記録というのに相応しい様々な視点で書かれた内容で、お店に伺いたくなりました。良いお店がこれからも末長く続きますようにと祈りたくなる本。2025/12/22

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