ボスポラス 死者たちの海峡

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ボスポラス 死者たちの海峡

  • 著者名:川瀬美保【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 早川書房(2025/11発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784152104779

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内容説明

本邦初! イスタンブール警察の一夜の捜査を描く、第15回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作

憂愁の都市、イスタンブール。自殺した日本人音楽家の不可解な遺書について、左遷明けのオヌール警部補や漫画好きのジャン巡査部長は捜査を始める。在トルコ日本人たちの複雑な人間関係、さらには連続女性転落死との恐るべき?がりが浮き彫りになり……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

22
憂愁の都市イスタンブールを舞台に、自殺した日本人音楽家の不可解な遺書について、左遷明けの警部補や漫画オタクの巡査部長が捜査を始めるミステリ。呪詛めいた遺書、在トルコ日本人コミュニティの複雑な人間関係、街で頻発する女性連続転落死の繋がりが浮かび上がるストーリーで、複数の視点から一日を追っていく構成は登場人物がやや多過ぎた感はあったものの、チューヅマたちの閉塞した世界、トルコ警察チームの多言語・多様な様子も興味深く描かれていて、警察小説として事件の解明だけでなく、イスタンブールの都市描写もなかなか圧巻でした。2026/01/15

練りようかん

19
アガサ・クリスティ賞きっかけ。自分を死に追い詰めた三人を告発した遺書によって動かされる人間たちを描く。連続転落死亡事故とのつながりを確信しながら、登場人物たちを理解するため過去へ過去へと意識は向かうが、前提として遺書を本当に本人が書いたのか疑問を感じた。不気味なのはその女性の像で、特別な遺書を受け取った男性と妻の怯えがどうにも頭から離れず、その怖い女性をコントロールするもっと怖い存在がいるのかと気分はホラーだった。謎が深まるというより分散した不審点が一足飛びにある可能性を浮き上がらせるという印象を受けた。2026/01/13

チェロ弾き

3
久しぶりに寝る時間も惜しんで熱中した。トルコ警察のキャラクターが魅力的でイスタンブールの情景の描写が見事で、まるで映画を一本観終えたような気持ちになった。 大好きな作家さんです。 次回作を楽しみにしています。2025/12/14

ひとみ

1
身内の知り合いの奥様?が書かれたとのことで本を貰ったので普段はミステリは読まないが開いてみた。登場人物が多いのが苦手なので序盤は唸りながら読んだが、物語の構成の上手さにどんどん引き込まれ、後ろ半分は止まらなくなって一気に読了。相当面白かった、これでデビュー作はすごすぎる。伏線はちゃんと序盤から撒いてあるし、複雑すぎないのも好きだった。でも最後の最後は……誰?!せっかくだからイスタンブールっぽさをもう少し感じたかった気持ちもあるが、風景描写とかはミステリじゃ難しいか2026/01/11

kaji

1
ボスポラスというタイトルから「アフリカの方だっけ」と方向音痴なことを思ってしまった。「飛んでイスタンブール♪」ではないか(ふる〜い)。しかし往年のヒット曲(しつこい)のような高揚感はなく、東京と同じくらいの大都市で「何が彼女を死に至らしめたのか」というテーマが、これでもかというくらい多数の登場人物によって描かれる。場面転換は早いのだけれど、いまいちサスペンス感が盛り上がらないし、もっと余韻の残る終わり方があったのでは、と工夫が欲しいところ。読み応えは充分、これからに期待。2026/01/07

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