出版社内容情報
コミュニケーション〈経済史〉の嚆矢
コミュニケーション経済史の方法を〈マルクス的〉視点から確立した後に、日本の「情報通信業」とイギリス・アメリカの「放送業」の二つを、その歴史的事例として分析する労作!
本書は標題のとおり、コミュニケーション経済史の「方法」と「展開」について論じたものである。
コミュニケーションの歴史に関し、その概観や社会史について論じた本はあるが、経済史について論じた本はない。したがって本書は、これまで論じられてこなかったコミュニケーションの「経済史」についてはじめて書かれたものである、といって差し支えないだろう。(「本書「あとがき」より」
内容説明
コミュニケーション“経済史”の嚆矢。コミュニケーション経済史の方法を“マルクス的”視点から確立した後に、日本の「情報通信業」とイギリス・アメリカの「放送業」の二つを、その歴史的事例として分析する労作!
目次
第1部 コミュニケーション経済史の方法(コミュニケーション経済史の視角と方法―コミュニケーションの生成と変化;資本主義的コミュニケーション形態)
第2部 コミュニケーション経済史の展開(情報通信業;放送業)
著者等紹介
八川敏昭[ヤガワトシアキ]
1943年東京生まれ。現在、情報メディア研究所代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
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社会的分業: 精神的労働 物質的労働 手工業 交通労働 独立性 進展 コミュニケーションの変化: 生産力 交通形態 言語形成 欲望変化 交通様式 矛盾 情報通信業の発展: 情報搬送業 情報処理業 企業内処理 共同計算センター 通信法 規制緩和 経済的影響: 資本主義発展 法的規制 自立要件 通信回線制約 企業連携 技術革新 放送業の形成: 商業放送 政府規制 技術進展 無線通信 公共放送 産業構造 歴史的視点: マルクス理論 エンゲルス分析 生産関係 社会変動 労働分化 産業成長2025/03/03