ちくま新書<br> 「気が利く」とはどういうことか ――対人関係の心理学

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ちくま新書
「気が利く」とはどういうことか ――対人関係の心理学

  • 著者名:唐沢かおり【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 筑摩書房(2025/12発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480077196

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内容説明

できることなら「気が利く」人になってみたい。でも、どうしたら良いのかわからないし、上手いコメントのセンスもない。自分も相手も不快にならずに人間関係を築くことがこんなにも難しいなんて……。心をすり減らしてしまうまえに、心理学で問題を整理してみませんか。ネットや書籍のハウツーの一歩手前には、理論があります。私とあなたの心がどう働いたら「気が利く」になるのか。そもそも、誰のための「気が利く」なのか。生きづらい世の中をうまくやりすごすための入門書。

目次

はじめに/第一章 心を読む/1 他者の心への関心/2 他者の心を読む方略/3 心を読むときのバイアス/4 「正しく」心を読むことについて/第二章 気持ちに配慮する/1 人間関係と配慮/2 他者への共感/3 不適切な配慮/4 なぜ不適切な配慮が生じるのか/5 配慮からみた「気が利く」とは/第三章 自己を制御する/1 自己中心的な心をどう考えるか/2 自己評価と自己高揚/3 自分の言動を制御するとは/4 他者からどう見られているか/第四章 「気が利く」と見られるためには/1 対人認知のバイアス/2 人物像はどのようにつくられるのか/3 人柄の良さ/4 良い悪い・好き嫌い/5 見られ方を考える/6 スキルという視点/第五章 スキルとしての「気が利く」/1 スキルとは/2 測定する尺度/3 「気が利く」を身につけるには/4 コツを知っておく/5 「生きる力」の一つ/終章 私の言動は誰のため?/1 気が利くことが何を意味するのか/2 気が利くことの望ましい価値について/3 気が利くことがもたらす問題/4 どう向き合っていくか/あとがき──読書ガイド

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

25
お互いの心がどう働いたら「気が利く」になるのか。生きづらい世の中をうまくやりすごすための1冊。本書は日常で誰もが経験する「良かれと思ってしたのに怒られる」挫折を、他者への関心や心を読むプロセス、共感や配慮のメカニズム、自己中心性の制御の観点から掘り下げていて、「気が利く」を見られ方やスキルとしてコツを提示しながら、生きづらさを迂回する視点を持って、柔軟な調整を促すアプローチは、自己犠牲を避けつつ、誠実に関係を築くヒントとしてなかなか興味深かったです。相手の心の不確実さを許容することも重要なポイントですね。2026/01/06

ソーシャ

5
社会的認知や対人認知の研究で知られる著者が、「気が利く」という視点をもとに、他者に対する気遣いなどのソーシャルスキルについての社会心理学的知見と自身の考えを論じた一冊。もちろん定型発達の視点から書かれているのですが、(この言葉は使われていないですが)メサイア・コンプレックスや評価懸念の問題など手伝いすぎることのデメリットにも触れられていて色々と示唆に富む本でした。文章もエッセイ風で読みやすかったです。2025/12/14

優しい親子丼

0
​「女性だから気遣いができる」という称賛が、一種の偏見(ステレオタイプ)であるという指摘はもっともだと思う。 ​だが一方で、男性が肉体労働やリスクを負うこと、金銭を負担することが「男なら当然」とされ、看過されている現状には強い違和感を抱く。女性への配慮が叫ばれる陰で、男性への役割の押し付けについては議論されずにいる。書き手が男性か女性かに関わらず、この二重基準(ダブルスタンダード)を直視することは、真に公平な社会を考える上で避けては通れないはずだ。2026/01/03

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