内容説明
病に倒れた最愛の父を支えるため、倉敷紡績で働く少女すてら。社長の大原孫三郎の知遇を得、贈られた雑誌〈白樺〉でゴッホの絵を見て心打たれ、「ゴッホが絵を描いたように小説を書く」と、自身の道を定める。あることをきっかけに岡山を去ることになったすてらは、東京へと向かうが……。著者がかつてない熱量で「小説」と「アート」への愛を込めた最新長篇!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
エピファネイア
87
新年早々素晴らしい本に出会えた。倉敷紡績で女工をしながら小説を書き続ける少女すてら。貧しい境遇にありながら置かれた場所で自分を磨き諦めずに夢を追う。辛い経験をしつつも神に導かれるように女文士の書生となり小説家を目指す。マハさんの小説や美術に対する熱い想いがすてらを通して語られている。時代も境遇も違うがすてらはマハさんそのものに思える。フィクションでありながら大原孫三郎、夏目漱石など実在した人物がすてらの夢の実現に一役買うのも楽しい。このすてらの物語は三部作になるとのこと。次巻が待ち遠しい超お勧めの1冊。2026/01/04
夜長月🌙
67
明治の世に作家を目指す少女。彼女の執筆をマチスの絵画が見守っています。絵画や画家の小説と言えば現代ではマハさんですが「白樺」でゴッホを語る武者小路実篤が登場します。時代を超えて夢を目指す、そして夢をかなえていくロマン。普遍の価値がそこにあります。2025/12/19
ポチ
40
少女の成長を通して、小説•絵画を含めマハさんの芸術への想いが熱く伝わって来て惹き込まれるように読んだ作品。実在した人物も名脇役として華を添えているのもいいですね。2026/01/07
PEN-F
38
一人の少女が小説家になる物語。小説を愛し、絵画を愛し、芸術への敬意に溢れたマハさんの想いがひしひしと伝わる素晴らしい一冊。マハさんの小説に対する想いを主人公“すてら”に重ねて描いたかのような熱量を強く感じた....のだが、最後にハッキリと分かった。マハさんが“すてら”そのものだったんだなと。2025/12/21
うっちー
37
すてらはマハさんですか❔2026/01/12
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