新潮文庫<br> ガリンペイロ(新潮文庫)

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新潮文庫
ガリンペイロ(新潮文庫)

  • 著者名:国分拓【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 新潮社(2025/11発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101281933

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内容説明

アマゾン川の最奥、地図上では原野が広がっているだけの無人地帯に「黄金の地」は存在する。荒くれ者の貧乏人が巣食う金鉱脈だ。この地は誰でも受け入れる。前科の有無は問われない。IDすら不要。ただし条件がある。金鉱山の場所を明かした者は殺される。黄金による人生の一発逆転を夢見て、男たちは泥に塗れ、穴を掘って掘って掘りまくる。ブラジルの最底辺を鮮やかに切り取る異形の記録。(解説・町田康)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

駒場

5
前科者だろうがジジイだろうが、来るもの拒まず去るもの追わず。場所を明かしたものは許されないというファイトクラブ的男性優位主義の煮凝りみてえなアマゾンの奥地で違法金鉱で働く男(と時々女)のドキュメンタリー。だが、一攫千金を夢見る若者・ラップ小僧を軸に話が進み、演出がドラマチックなので映画っぽさがある。意外にも電気が通ってテレビも見られるし、娼婦も来るし、週に一度は休みもある。だが金の7割はボスにハネられるし、夢みたいな逆転はほぼない。熱病から覚めて澱に飲まれたら、そこを去るか、惰性で生きるしかないのだ2025/12/13

ももいろ☆モンゴリラン

2
ドキュメンタリーの書籍化だが、もはやこれは物語だ、しかもとんでもなくドラマチックな。口ばかり達者でなんの役にも立たない野心家の若者「ラッピーニョ(ラップ小僧)」とともにアマゾンの奥地に船は分け入り、土砂と泥水にまみれながら小さな金の塊を追う。無法者のガリンペイロたちが集まる非合法な金鉱山にも規律と秩序は存在し、起死回生の一発逆転を狙うラップ小僧はそれらに順応せず無能扱いされ、ひどく打ちひしがれて枯れたボタ山を一人突きまわる。絵に書いたような凋落ぶりに胸が痛くなるが、おめえがわりいわラッピーニョ…。2025/12/11

sevenseas_ball

1
全てを受け入れる黄金採掘場。無法者、貧乏人が一攫千金、人生の一発逆転を求めてやってくる。暴力沙汰もあり恐ろしいが、一番彼らを蝕むのは孤独というのが意外だった。でもよくよく考えるとそりゃそうで、掘っても掘っても黄金は出ず、損切もできず、帰る場所もなく、何者にもなれないという事実…それはおかしくなってしまう…。このあたりは人間の根本なのだろう2026/01/02

Departure

1
ガリンペイロ。蒸せ返るような南米アマゾンの熱帯雨林で、強大な力に支配され、自然に抗い、黄金を夢見て大地を穿つ。信じられるのは己のみだ。 泥水にまみれ酒を飲みホラを吹き…熱に浮かされひたすらに生きる彼らを、どこか羨ましくも思った。自分がいつのまにか忘れていた”シンプルに生きること”を彼らは体現しているからだ。2025/12/08

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