内容説明
実写映画『法廷遊戯』原作者が贈る司法×心霊×復讐×密室
〈その日から僕は、死者が視えるようになったのである──〉
それは暗い夜のことだった。
検事である僕・印藤累(いんどう るい)は、夜道に立ち尽くす幽霊の存在に気づいた。
動揺する僕の前に現れたのは「案内人」を自称する親しげな青年・架橋昴(かけはし すばる)。
彼はこの世に未練を遺す幽霊を、ある場所に導くというのだ。
それは、真夜中にだけ開かれている弁護士事務所……その名は「深夜法律事務所」という。
リーガルミステリの旗手が拓く新境地!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
24
暗い夜道に立ち尽くす幽霊に気づいた検事の印藤累。動揺する彼の前に現れた自称案内人の青年・架橋昴と出会う、死者の未練と法の正義が交錯するリーガルミステリ。真夜中にだけ開かれる深夜法律事務所に案内され、幽霊を成仏に導くために活動する深夜朱莉と出会う印藤。人気アイドルのベンチプレス窒息死事件の思わぬ真相、観察指導課で取り組む先輩検事の証拠隠滅事件の真相究明に挑む謎解きだけでなく、死者の未練に向き合い正義のあり方を問う内容になっていて、冤罪と犯罪被害者の真相を追う中で辿り着いたそれぞれの結末が印象的な物語でした。2025/11/16
りんりん
8
検事の印藤が真夜中の帰り道に霊が見えることに気づいた。それをきっかけに、真夜中にだけ開かれている深夜法律事務所の深夜と知り合う。法律という現実と霊を組み合わせたところが面白かったかな。冤罪は、冤罪をかけられた側だけでなく、被害者にとっても未練につながることが印象に残った。続きが出たら読みたい本かな。2025/12/23
もも
8
幽霊になってしまう事件の被害者。犯人が罰を受けないと成仏できない。そして幽霊の動ける時間や人との干渉についていろいろルールがあり、最初はそれに慣れるまでがちょっと大変でした。2025/12/07
KDS
6
殺された死者はこの世に留まり、犯人が裁かれないと成仏できない。そしてその死者が相談に訪れる真夜中の法律事務所…という設定が面白そうだったので手に取る。死者の話が聞ければ犯人はすぐわかるし冤罪なんて起こりっこないだろと思っていたら、死んだときの記憶をなくしてしまっていたり、真夜中の間だけしか死者は死んだ場所から動けないというなかなかややこしいルールがあってそう簡単にはいかない。死者が見える検察官の印藤累、「深夜法律事務所」の弁護士・朱莉が協力し合って事件の解決に奔走。連作短編だともっと面白いかもしれないな。2026/02/27
グレートウォール
6
法律とミステリーを掛け合わせた作風でコンスタントに新作を出し続ける五十嵐律人さんは、デビュー作から毎回楽しく読んでいる。 死者が訪れる法律事務所、死者が見える登場人物たち。まさか、そんなトリックが使われるのか⋯とミステリーの度量の広さを知った。 爆発的に売れた『屍人荘の殺人』といい、もはやジャンルとして定着した特殊設定ミステリーは、我らミステリーファンを大いに楽しませてくれる。続編?出てもいいような気がする。2026/01/01
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