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内容説明
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野間児童文芸賞受賞作家、戸森しるこの不思議なイキモノガタリ童話!
このユニークな童話はこんな人におすすめです!
●かっこいい生き方を知りたい!
●モノにも、実は心があると信じている!
●まだまだ知らない世界があると思っている!
●個性的な友だちが欲しい!
少年がまちかどに落ちたねぎを拾おうとすると、
低く落ちついた声のねぎのねぎしくんに出あいます。
「ネギとして食べられたい」というネギの声を少年は聞き届けて・・・
はたして、ネギの運命はいかに!?
潔く、夢見がちなネギの生き方から「幸せのありかた」をじわじわと感じられる
ハートフル・ユーモア童話。
不思議なイキモノガタリシリーズ3作品刊行予定
『ねぎのねぎしくん』
『窓のまどかさん』(仮題・2026年刊行予定)
『棚のタナカちゃん』(仮題・2026年刊行予定)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
139
ねぎしくんはねぎ。見た目はどこにでもあるねぎ。帰り道の街頭に寄りかかっているねぎ。突然話しだすねぎ。あまり驚かない冷静な少年と青年。今の状況を事細かく説明するねぎ。喜ぶねぎ。面白い絵本。ねぎしくんの5つの話が収録されている。今、冷蔵庫の中にねぎが入っているなら話しかけてみるといい。もし、野菜室に入っているなら気をつけるといい。ねぎが何を求めているかわかるだろう。刈られてもねぎは生えてくる。何があってもたくましく、ねぎ坊主が花咲くまで。ぼくがあの日に声をかけなかったら、この物語は生まれていなかったのだろう。2025/10/22
☆よいこ
75
児童書「ねぎはねぎとして生きてゆかなければならない。食べられるときがきたら、おとなしく食べられる。それがねぎのおきて。そして、ねぎの幸せ」▽[1.まちかどのねぎしくん]落ちてる野菜ナンバー1www[2.野菜室のねぎしくん]三等分して冷蔵室へ[3.根岸くんちのねぎしくん]前世のわたし[4.ネギトモとねぎしくん]ネギーゼさん[5.畑のねぎしくん]ねぎぼうず▽しるこさんは時々変な本をだすなぁ嫌いじゃないよ。2025.11刊2025/12/08
遠い日
6
シリーズ1。ちょっと風変わりですが、読むうちにナンセンスでどこかシュールなのに、えも言われぬ親近感が湧いてきて「おーい、ねぎしくーん」と呼びかけたくなりました。というのも、わたしはねぎが大好きで冷蔵庫には常備しているくらい。うちに来てよ!おいしく食べてあげるから!とついつい食い意地が先走りました。ねぎしくんとの飄々としたやり取り。ちょっと達観した印象のねぎしくん。思い返せば、わたしだって同じねぎと度々出会ってきたのかもしれないなぁ。そんな不思議なねぎワールドを垣間見させていただきました。2025/11/13
たくさん
3
ねぎを見たときに、子供心にねぎしくんとまた出会った。 そんなふうにこどもが思ってくれるような想像力をはぐくむ本かなあ。 そしてちょっとした遊びごころをもって、 洒落を楽しんだら現実にも、洒落のような出来事が起こってくるかも、 っていう、日常の楽しみを見つけるきっかけになってくれるといい本ですね。 2025/12/22
かはほり
3
まちかどで長ネギが物思いにふけっていたというかなりシュールな場面から始まる5つの短編集。読むとなかなか面白いのだけど、ルビが少なく字の大きさが小さいので、肝心の子どもたちが読んでくれるかな? 2025/12/17




