内容説明
ぼくたちが団地の庭の木にのぼっていると、いつもバクストンさんがどなりこんでくる。「その木からおりろ!」って。この木のもちぬし気どりのおじいさんだ。ぼくたちはただ、鳥の巣が見たかっただけなのに。ある日、ぼくはその木の下で小鳥とみつけた。インコだ! このあたりに野生のインコなんていない。どこかの家から逃げてきたんだ。ぼくはそのインコを家につれてかえりピピンと名づけた。ピピンは最高に素敵な鳥だった。なのに、次の朝、あっけなく死んじゃった。ぼくは悲しくて、くやしくてやりきれない。そこに気難し屋のバクストンさんがやってきて……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
shoko.m
2
団地に住むぼくと友達のクリスが木に登っていると、いつもバクストンさんから「すぐに、その木からおりろ!」としかられる。この木の持ち主気どりなんだ。ぼくがひとりで自転車で乗って家に戻る途中、かべの根本にあざやかな色の鳥を見つけた。とべない小鳥をつれて帰ったぼくは、小鳥をピピン名づける。ピピンが縁で、その後バクストンさんと交流することとなる。美しいイラストの短いお話だけれど、心がぽっと温かくなった。見返し部分にピピンの豆ちしきや間違い探し、本を読みづらい子のためのしおりあり。2025/11/24
waraby
2
千葉茂樹訳 静山社 2025.7 Budgie 2023 by Joseph Coelho ジョセフ・コエロー illustrations by David Barrow デービッド・バロー2025/11/17
moco
1
【小2】セキセイインコのピピン(レモン)はもう寿命がきたんだね。2025/09/14
19
0
変で意地悪に見える人でも理由がある(かもしれない)こと、命の尊さ、人はそれぞれ様々であること、対話すれば理解し合える(可能性が高まる)こと…小さな本で、大事なことがたくさん、でもごく自然にちりばめられていて、ああ良い本だなぁ、読んで胸がじんと温かくなる本だなぁと思う。2025/11/06
けぽち
0
飼っていたインコと似ていたので表紙を見て思わず手に取った。マイルズのお母さん、妹、バクストンさん、みんな優しい。2025/10/06




