SPコミックス<br> 完本 いんへるの (下)

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SPコミックス
完本 いんへるの (下)

  • 著者名:カラスヤサトシ【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • リイド社(2025/10発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784845869862

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内容説明

完全なる地獄、現出。上下巻同時刊行

つまりカラスヤさんが描いているのは、
私たちが生きるこの世界の地獄のような有様であり、
その厭さや悍ましさ、恐ろしさなのである。
──澤村伊智(ホラー小説家/本書解説より)

2018年~2021年にWeb連載された『いんへるの』。諸般の事情により単行本化されていなかった膨大な数のエピソード(第31話~最終第74話)を含む全話を収録した、待望の完全版。

◎上巻:第1話~第36話、番外3編を収録
◎下巻:第37話~第74話を収録
◎著者による全話解題(上下巻)
◎描き下ろし掌編「いんへるの・序」(上巻)
◎澤村伊智氏による解説(下巻)

『いんへるの』とは──
エッセイコミックの名手がフィクションでの筆力を十全に発揮した、各話8ページに禍々しさが満ちる怪奇短編連作。「BRUTUS」「週刊文春」「たまむすび」など各所で高評を得た。

*第1話~第30話、番外3編は旧単行本第1巻・第2巻(講談社刊)収録のものと同内容です。

目次

第三十七話 人獸
第三十八話 錢が湧く家
第三十九話 犬喰い
第四十話 漁夫と夕暮
第四十一話 牛供養
第四十二話 かえりもの
第四十三話 万祝
第四十四話 五匹の子
第四十五話 赤曇
第四十六話 阿呆
第四十七話 顔とり
第三十八話 釈迦頭
第三十九話 遠眼鏡
第五十話 鉢木女
第五十一話 浮かれ囃子
第五十二話 兵隊ごっこ
第五十三話 桃と桃花
第五十四話 見てるだけ
第五十五話 馬の足
第五十六話 知らぬ顔
第五十七話 蟹鍋屋
第五十八話 海と藁舟
第五十九話 門
第六十話 賽子ヶ浜
第六十一話 降り札
第六十二話 大鷺の夜
第六十三話 多生の縁
第六十四話 日招きの扇
第六十五話 大力
第六十六話 狸坂
第六十七話 色餓鬼
第六十八話 豊公の再生
第六十九話 聴耳閻魔
第七十話 花鏡
第七十一話 烏白
第七十二話 戯言師
第七十三話 火の雨
第七十四話 淨土心中
解説 澤村伊智

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Mr.deep

2
上巻に比べてパワーダウンというか、話を膨らませずに出オチ気味になってる気がしましたが、一目で二度と忘れられなくなる悪魔的なビジュアルイメージは健在。個人的には「人獣」が実に下衆くてよかった2025/11/17

ドント

2
地獄はここにあった。全話が初単行本化の下巻も勢い衰えず、胃の腑に溜まる厭な恐怖が口から流し込まれる。74話+番外すべてについた自作解題も時に理論的、時に造詣深く、時に詩的に語られて、著者の強度が伺い知れる。連載サイト閉鎖に伴い「最終話」を3つ描いた逸話も素晴らしい。言われてみればどれも「幕引き」らしい話だ。最後の話など閉鎖7日前の更新で、拝みながら読んだ記憶がある。その後「コミックDAYS」に移転(即座に全話買った)、そして今回完本発売。いちファンとしては夢のようだ。中身が悪夢だとしても……。全人間必読。2025/11/07

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