集英社文庫<br> 十三夜の 

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集英社文庫
十三夜の 

  • 著者名:月村了衛【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 集英社(2025/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087448108

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内容説明

天明四年五月の十三夜。御先手弓組番方・幣原喬十郎は男女の惨殺体を発見する。傍らには匕首を手に涙を流す若い男が一人。喬十郎は咄嗟に問い質すが、隙をつかれて取り逃がす。その男は闇社会で名を轟かせる大盗一味の千吉だと判明。殺害された男の周辺を洗う中、再び遭遇するも、千吉は殺害を否定し、再び姿を眩ませる。十年後、喬十郎は、銭相場トラブルで一家を殺害された塩問屋の事件を追う過程で、両替商となった千吉(利兵衛)に出合う。火付盗賊改長官・長谷川平蔵に助言を仰ぐも、突然の裏切りに遭い、左遷されてしまう。悪事に立ち向かう喬十郎と、江戸の闇社会に生きる千吉。宿命的な敵対関係を描き出す、血湧き肉躍る時代小説。

目次

十三夜の邂逅
長谷川平蔵の罪
悪の絵図
政と謀
余 

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

オーウェン

50
十三夜の月夜に出会った幣原喬十郎と盗賊の千吉。 そして女性の死体を目の前にし、喬十郎は追い詰めるが千吉は逃げてしまう。 その後時は経ち、喬十郎も千吉も苦楽を共にする。 そしてお互いの目的のため袂を共にしたりという仲になっていく。 お互いの人生において、恥をかかされた相手でもあるし、その逆共通しあう部分もある。 だからこそ斬りあうときもある、 そして2人は共に分かりあう故に、会合の別れがより惜しまれる心境へと通じる。2026/02/21

ぶんぶん

26
【図書館】月村了衛の時代小説、「コルトM851 残月」以来の時代劇。 月村了衛はもう時代小説を書かないのかと思っていた。 久々に触れた本は凄く余韻を残す物語であった。 敵味方になる一夜の邂逅、時を経て何度も出逢いやがて親しい友となる。 泣かせるなあ、そこに登場する長谷川平蔵、遠山の金四郎、微妙な人物配置がストーリーを盛り立てる。 小悪党から両替商、御先手番頭から火付盗賊改方と姿を変えて付き合い方を模索する。 人生の終わりに辿り着いたそれぞれの心境。 泣けるなあ・・・2025/12/05

のじ

4
殺人の現場に居合わせた盗人と、それを目撃した武士のおはなし。なぜそこまで憎み合うのかというもどかしさを感じつつも、話に引きこまれました。話の背景に江戸時代の幕府の財政の厳しさがあり、今の時代にもつながるものがあるよなーとか思いながら読んでいたら最後の対談でも同じような話題か出ていて、ちょっと考えさせられました。2025/11/16

ワンモアニードユー

4
長年の関係性、侍と盗人。それを縦軸に、権力の汚さが覆い被さる。長谷川平蔵、遠山金四郎なども脇に固めて、骨太なストーリー。まあ満足だが、やはり残月ほどのインパクトはないなあ。2025/10/03

パン粉

3
月村さんはかなりチョイ役な登場人物にもしっかり名前を付けるのだけど、後々その人物が重要な役として再び出てくる場合がある。それでいちいち全人物名をできるだけ覚えようとするのだが、時代小説の人物名は覚えにくく長いのでそれがとても大変だった。というのがこの本の最大の印象かもしれない。いや、物語もとても面白かったのだけど、中盤までは名前記憶作業が本当大変で…すみません…。その割には今回は後から出てくる最初チョイみたいなキャラいなくて私の苦労はなんだったのか。すみませんこんな感想で。いや面白かったのは本当です。2026/01/26

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