内容説明
健康意識の高まりとともに筋肉への注目が集まっている。
本書は人間にとって筋肉がいかに重要か、医学、栄養学、スポーツ科学の見地から解説する。
そもそも運動がなぜ健康に良いのか?
人はなぜ疲れるのか?
歳を取るとなぜ痩せるのか?
筋肉の謎に迫る。
そして今研究が進む「マイオカイン」を紐解く。筋肉が分泌するこの物質は臓器や脳に作用し、健康を守りがんの発生を抑制する。
筋肉を鍛え、健康長寿を目指そう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
93
筋肉絶賛本。人の筋肉は赤筋と白筋があり、赤筋は持久力、白筋は瞬発力でこの比率は生まれながらのもので後天的には変わらないと。スポーツトップエリートは天才だけで秀才はいないんだね。「マイオカイン」は筋肉が作るホルモンやタンパク質で全身の臓器への良い影響と若返り物質として注目株。高齢期になっても食事は脂身の少ない肉を食べ、食物繊維を多く取り、勿論腹八分目で食べ過ぎず、運動は「きつい」と感じる手前の強度でジョギングし、睡眠は6時間以上しっかりとれば身体的には幸せな日々が送れるだろうと。…なんだ今のままでいいんだ。2026/03/05
アキ
92
思った以上に筋肉はすごいと実感した。筋肉からマイオカインというサイトカインが分泌されていることは知っていたが、著者はそのうちのひとつSPARCが大腸がんを防ぐことを突き止めた。運動すると筋肉はマイオカインを介して脳や内臓、特に腸に影響を及ぼして「筋腸相関」と言われている。逆に腸内環境を良くすることが筋肉の代謝とマイオカインの分泌を良好にするらしい。高齢になると筋肉は自然に減少するので、朝食からタンパク質をとって、食後軽い運動をする、運動後30分以内に食事を開始する、しっかり睡眠をとることを心がけましょう。2025/11/28
とも
20
健康のため、筋肉と運動がよいということがこれでもかと書かれている。ロジカルに説明されておりわかりやすい。2025/11/30
Kooheysan
11
タイトル通りの筋肉絶賛本。筋肉とは何か、代謝って何か…etc.超基本事項の解説も抜かりなし。その上で、筋肉の効用について丁寧な説明が続きます。筋肉にまつわる様々な情報の整理に非常に有益でした。文章も大変読みやすく、文系向けのブルーバックスのような感じです(笑)。「マイオカイン(臓器から分泌されるタンパク質=サイトカインのうち、筋肉から分泌されるものを言う)」がひとつのメインテーマとなっています。2026/01/28
田中峰和
9
老化による筋肉の減少。加齢に伴い運動時間が減ると筋肉の萎縮は加速する。最近、健康年齢を伸ばすために加齢に伴う筋萎縮、サルコペニアという用語が話題になる。筋肉は脳や内臓に影響を及ぼし、筋力強化はがんや認知症にも効果的だという。1日に8000歩、中程度の筋トレでサルコペニアを防げる。筋肉と腸の関係、筋腸相関によって、ガン予防につながることが実証されている。筋肉から分泌されるマイオカインという物質は、前秦の様々な臓器に影響を与え、病気や老化の促成に関連する。ガンや老化を抑制するというが、どこまで信用できるのか。2026/03/28




