岩波ジュニア新書<br> 過労死しない働き方―働くリアルを考える

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岩波ジュニア新書
過労死しない働き方―働くリアルを考える

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  • サイズ 新書判/ページ数 186p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005009244
  • NDC分類 K366
  • Cコード C0236

出版社内容情報

IT化、グローバル化、少子化等によって労働強化が進む中、中高年だけでなく若い世代にも過労死や過労自殺に追い込まれる人が増えている。どうしたらこの現状を変えていけるのか。多くの裁判を闘い、各地の高校で過労死防止の講演やワークルールの普及に努める著者が、過労死しない働き方や職場のあり方を実例をもとに提案する。

内容説明

IT化、グローバル化等によって労働強化が進む中、若い世代にも過労死や過労自殺に追い込まれる人が増えている。どうしたら現状を変えていけるのか。多くの裁判を闘い、過労死防止の講演やワークルールの普及に努める著者が、新しい働き方や現場の在り方を提案する。最終章には、すぐに役立つワークルールQ&Aを付す。

目次

第1章 生きることと働くこと(過労死とは;若者の過労死;中高年の過労死)
第2章 健康な社会をつくるために(いのちと健康を第一とする価値観を;業務量を調整し、必要な人員配置を行う;過度な注文と過剰サービスのスパイラルを是正する ほか)
第3章 健康に働くためのワークルール(ワークルールの目的;従う義務の範囲;バイトの休憩時間 ほか)

著者等紹介

川人博[カワヒトヒロシ]
1949年大阪府泉佐野市生まれ。東京大学経済学部卒業。78年弁護士登録。88年から「過労死110番」の活動に参加し、現在、過労死弁護団全国連絡会議幹事長。著書多数。東京大学教養学部で大人気の「法と社会と人権」自主ゼミナールの講師を務めるほか、高校への出前授業も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

63
過労死するために働いているのではないはず。労働者を使い捨てする風潮、いのちの軽視が目に余るような世間だが、ここに書かれているように、命より大切な仕事などはない。責任感や善意を利用して、無理な働きをさせ、しかも報酬をねぎろうとするのは、人の尊厳をふみにじる行為である。少しは改善のきざしがあるとはいえ、多くの犠牲のあと、やっとみられるようになったのだから、なぜもっと早くそうならなかったのかと。自分も無茶な働き方を経験したことがあり、決してひと事ではない。納得できる働き方のできる社会になってほしいと切に願う。2021/10/07

♪みどりpiyopiyo♪

61
話題の本を読みました。ジュ二ア向けレーベルだけど大人にもおすすめ♪ ■日本の労働環境の劣悪さは「KAROSHI」として世界に知られ、国連から日本政府に対し「過労死を無くせ」と異例の勧告も出されています。■日本では明治大正期から過労死が頻発してたけど、今の様に全国的に、そしてどの業界にも隈なく過重労働が行き渡ったのはバブル期とその後の不況期から。近年はパワハラも熾烈を極めています。■今 職場が辛い人、そして「日本の労働環境の劣悪さ」と言われてもピンと来ない人は、特にこの本必読です✩⡱(2020年)(→続2020/10/27

とよぽん

54
労働者の人権がこんなにも軽く扱われる日本という国。なぜ? 1990年代初頭、バブル経済崩壊後、過重労働・長時間労働が若年労働者において増えてきた。さらに、職場では若者をサポートする力が弱まって、労働組合も骨抜き状態。経済効率だけの問題ではない。公立中学校で教員をしていた私は、ひどいときには月140時間以上の時間外勤務をしていた。顧客(消費者)と労働者、どちらの権利(便宜)を重要と考えるか、見直すべき。労務管理は誰のため? 働く者の命と健康を守る!もうこれ以上過労死する人がなくなるように。良書です。2020/11/03

コニコ@共楽

23
10代向けの本で過労死?と思ったが、実際に社会に出て働く前に、働き方の大事さをこの本は教えてくれている。20代の若い命が失われた事例がリアルに綴られていて、真面目で一生懸命だったからこそ身体もこころも疲れ果ててしまった状況が胸をつく。本人が助けを求めること、周りが追い込まないことを痛烈に感じる。若い人にぜひ読んでもらいたい。2020/10/07

崩紫サロメ

22
岩波新書『過労自殺』の著者が過労死・過労自殺の問題を中高生に向けて語ったもの。高橋まつりさんなど、具体的な過労死・過労自殺の例を取り上げ、どのようなことが起こっているかを説明し、後半では義務教育・高等教育の段階から労働について学ぶことが過労死をなくしていく鍵だと説く。これは学生自身というより、教育者に対するメッセージの面が強いだろう。著者自身、全国の学校で過労死防止啓発授業を行っており、その具体的な取り組みが紹介されているのは勉強になった。2020/11/17

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