内容説明
前近代中国の成文法を代表する『大清律』のうち、刑罰を定めた「刑律」を全文訳し、解説を加え、伝統中国の法的思考に迫る。全2巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nagoyan
8
優。しんどかった。「解説」、「清律の基礎知識」あたりまでは順調に読み進めることができた。続く、本編はひたすら我慢。文章は分かりやすいいい日本語。律そのものが、難解というより煩瑣。細かい。もっとも、読めば読むほど、行き届いている点に驚愕する。これと「御定書百箇条」の世界とは雲泥の差。そして細かい点にまで、儒教イデオロギーが貫徹されている。が、他方で意外と寛大でもある。名目上死刑とか。精緻な律。これで、中国専制政治を「人治」と呼ぶべきか疑問も残る。律による統治が貫徹されていなかった現実があったのだろうか。2019/08/04
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