内容説明
等身大の言葉で書かれた病院臨床の実践テキスト。白衣の下の服装から心理検査や面接への導入、そして看護師や精神保健福祉士とのチーム医療が機能するための要所まで、心理臨床が職場に定着するにはどうしたらいいのか。日常の実践からの発見に満ちた「生きた基本書」。
目次
推薦のことば/松木邦裕
はじめに
第1章 面接を始める前に
1 服装について
2 患者に会う前に
3 面接室について
第2章 心理検査
1 検査時に患者とどう会うか
2 高齢者の心理検査について
第3章 面接の開始をめぐるあれこれ
1 初回面接で何を行うか
2 面接設定の作り方
3 面接室での座り方
4 患者の名前の呼び方
5 二回目の面接について
第4章 面接過程で生じてくること
1 カルテの書き方
2 キャンセル時の対応について
3 入院患者と食事の話をすること
4 物のやりとりについて
5 面接室の外を活用する場合
6 面接以外でのかかわり方――病棟行事・作業療法活動の場合
7 保護者(親)・家族に対して
8 デイケア・病棟作業療法の活用について
9 他職種との連携・かかわり方について――精神保健福祉士・看護師
10 病棟患者に対する外泊・退院時のアドバイス
11 中断と転院について
12 面接の終了・最終面接
13 患者の死・職員の死
第5章 もう一度、病院における心理臨床を考える
1 病院の中で個人開業として心理療法を行う
2 病院臨床の魅力とは
3 病院臨床と「主体」
おわりに
あとがき



