私が見た金正恩 北朝鮮亡命外交官の手記

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私が見た金正恩 北朝鮮亡命外交官の手記

  • ISBN:9784819114639

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内容説明

【衝撃の世界初出版】
高位外交官が怒りの脱北

北朝鮮外交官は「ネクタイを締めた物乞い」だ

外交文書、公電の原文が北朝鮮と金正恩を丸裸にする
独裁システムの全貌

監視、裏切り、権力闘争、密輸、核、米中露との関係

◎北朝鮮にとって拉致問題解決は「餌」だ
◎キューバと北朝鮮で見た日本人女性
◎金正恩がカストロに伝えた「最高機密」
◎「日本の件」北朝鮮外務省からの電報文

金正恩はこう怒鳴った。
「あの通訳はどこのどいつだ。あんな通訳しかいないのか。私にちゃんとついてくることもできず、生意気にも私が次に何を話すのか知っているかのように、話を途中で何度も切った。
そんなことが許されると思うのか」
私は心の中で「今日、誰か一人死んだな」と思った。(本書より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

12
▼著者は元北朝鮮外交官。父の左遷など苦労の多い青年時代を送りながらも、努力を重ねて外交官となった人物だ▼駐キューバ大使館での勤務中ついに脱北を決意。家族を伴い秘密裏にキューバを脱出し、第三国を経て韓国へと渡った▼青年時代の逆境や外交官としての想像を絶する苦労、そして失敗寸前の場面が連続する脱北のスリリングな描写など、非常に読み応えのある内容だった▼著者が金正恩氏と接する場面はわずかであったが、首領の判断は常に著者の仕事と生活を翻弄し続けてきた。その意味で、本書には金正恩という存在の「実態」が描かれている。2025/12/18

ほんままこと

10
暴露的でスキャンダラスというより、この本の読後感は非常に真摯な魂に触れたという感じだ。真面目で懸命に生きている個人が、独裁体制の国家の中で追い詰められ、ギリギリの決断で命がけの脱北を決断する手に汗握るストーリーは映画化にふさわしい。経済制裁で90年代半ばには餓死者を出す北朝鮮国家は、人間の努力を公平に評価せず、それによって腐敗や権力乱用などのあらゆる社会問題が発生している、と喝破。外交官は密輸で生活費を稼がねばならない現状。豊かさがいかに重要で、自由の基盤であるとつくづく思った。考えさせられることが多い。2025/11/17

ゆーじ

1
北朝鮮外務省の仕事、それもキューバに限った話が殆どでタイトル倒れの代表的作品です。そして読みづらい。でもたったひとつ面白いフレーズが紹介されていた。その言葉は北朝鮮のエリート層で戒めとして語られているらしい。「権力に近づき過ぎると焼け死ぬ、離れすぎると凍死する」2026/01/18

sheep book

1
のぼりつめても粛清。一般民だと貧困。適度な距離感が独裁政権では大切です。適度な距離感で亡命。これが最善のようです。2025/12/18

young

0
日経読書より。脱北した外交官の手記。北朝鮮国内の公的機関のやりとりの方法の詳細が書かれていたり、手に汗握る脱北のシーンは印象に残った。金正恩と初めて会うシーンは、その影響力からか、筆者の緊張・感動が読み手にも伝わってくる。この国を理解するためには、筆者のようにーこの国に精通している人の文章を読まないといけない。2026/01/21

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