内容説明
井原戦国三部作、新シリーズ連続刊行!
【2カ月連続刊行!】【「井原戦国三部作」新シリーズ、堂々の開幕!】
真田昌幸の家臣だった鈴木主水は、名胡桃城事件の責任を取って立ったまま切腹して果てた。その正妻・志野も夫の後を追って殉死。遺児である鈴木小太郎には、真田家家臣団から厳しい目が向けられていた。
真田信幸に仕えることとなった主人公・鈴木小太郎(のちの鈴木右近)は、父母の無念を晴らすべく、怨敵・中山九兵衛を追う。恩義ある真田信幸夫妻への忠誠と両親の仇討ち、二つの本懐を全うしようとした右近が貫いた「純情」とは――。
「三河雑兵心得」「北近江合戦心得」シリーズに続く「井原忠政戦国三部作」となる「真田武士心得」シリーズが堂々の開幕!
叔父の裏切りで全てを失った鈴木右近。心に誓ったのはただ一つ、両親の無念を晴らすための復讐だった。孤児となった彼を拾い、その成長を温かく見守る主君・真田信幸夫妻。主への忠義と仇討の狭間で、ひとりの若者が己の信義を貫くため、野太刀を振るう。激動の戦国時代を駆け抜ける男の、熱き魂の成長物語が今、幕を開ける!
鈴木右近、主君のためなら命も惜しくはない。
ただ、親の仇を討つまでは――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
49
今度は真田ですか。三河雑兵心得の発展形で浅井、朝倉だけでは飽き足らず、真田にまで手を伸ばして、三社同時に同時代の別物語を進行させるという、この作家はなかなかのチャレンジャーである。どうやら真田昌幸の謀略で両親を攻め滅ぼされた6歳の主人公は真田信幸の家臣となり、仇敵の叔父を膺懲せんと修行に励む。そこに関ケ原。まだ本合戦まで話は進まないが、その前に徳川秀忠幕下で真田昌幸軍を相手に初陣に臨んだ17歳の主人公。さて今後どうなるかというところで終わり。三作の関連性を追いながら、面白いが頭は疲れる。2025/10/23
saga
46
表裏比興者・真田昌幸に裏切られ非業の最期を遂げた鈴木主水と妻・志野の嫡男として、数奇な運命をたどるであろう小太郎(右近)を主人公に、著者の他シリーズを別視点から見る真田武士心得が始まった。鈴木一族の遺伝的特徴である長身と、不断の鍛錬でたくましく成長する右近だが、6歳から真田信之の小姓となり、関ケ原前夜の17歳になっても、叔父で仇敵の中山久兵衛を討ち果たす気持ちだけが先行する。剣の師匠・柳生宗章から、あの沢庵和尚と直々の問答を設定されても心の成長が今一つな右近が、戦国の世でどう揉まれるか楽しみだ。2025/10/13
fuku3
26
2025.12.21読了。井原氏の戦国新シリーズ!戦国末期、秀吉と真田昌幸の謀略の末、名胡桃城の城番鈴木主水は実弟中山九兵衛の裏切りで城を失う。その責を負い夫妻にて自死。その嫡男鈴木小太郎6歳は、九兵衛の敵討を胸に真田昌幸の嫡男信幸の小姓として日々鍛錬を重ねる。信幸、於稲夫妻を親と思い主君の為なら命も惜しまず。ただ怨仇を討つまでは。数年後、17歳の鈴木右近(小太郎)は180㎝超え筋骨隆々で刀身2m越えの野太刀を振り回す猛者に!右近の能天気なキャラもいいが脇のキャラも際立っている。特に柳生宗章がいい味!2025/12/21
やま
10
戦国三部作の新シリーズ。名胡桃城事件で遺児となった右近。心に闇を抱えながら成長していく?物語。茂兵衛も登場し、面白い内容でした。2025/10/24
coldsurgeon
9
井原戦国物の第三シリーズ。上野の国名胡桃城事件は、豊臣秀吉の北条征伐の引き金になったのだが、その城主の忘れ形見が主人公となる。史実に残るが、ほとんど記録がない人物を、野太刀をふるう大男として、戦国時代末期を疾走する姿で描く。敵討ちと主への忠義の狭間で、魂の成長談となるようだ。2025/11/09
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