都市殺し――ジェントリフィケーション・不平等・抵抗

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都市殺し――ジェントリフィケーション・不平等・抵抗

  • ISBN:9784750359434

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内容説明

ジェントリフィケーションがどれほど複雑な過程で進み、私たちの脅威になるのかはあまり知られていない。
――ある地域が高級化し繁栄する反面、元々住んでいた人々の暮らしは破壊され、不当に立ち退かされている。

日本でも進行しているこの問題と内実をアメリカの4つの都市から解き明かした衝撃作!

目次

イントロダクション
第1部 ニューオーリンズ
第1章 踏みとどまる
第2章 ジェントリフィケーションはいかに作動するのか
第3章 建て直すために壊す
第2部 デトロイト
第4章 生まれ変わるデトロイト
第5章 デトロイト中心部の「7・2」
第6章 都市はいかにして「白紙」になったのか
第3部 サンフランシスコ
第7章 ジェントリフィケーションされた都市
第8章 成長マシン
第9章 新たなる不平等の地理
第4部 ニューヨーク
第10章 哀歌
第11章 ニューヨークはあなたのための場所ではない
第12章 反撃
結論 ジェントリフィケーションされていない未来に向けて
解説
訳者あとがき
註釈

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

20
都市殺しの行き着く先について、デベロッパー自身は、どのようなビジョンをもって行っているのだろう。2025/08/19

shikada

12
開発により、都市の高級化が進み人口動態が変わるジェントリフィケーションをアメリカの4つの都市を例に調べた一冊。著者は、高所得者(ジェントリファイアー)が都市に流入し、低廉な賃貸や公園などの公共スペースがなくなることを批判し、なぜジェントリフィケーションが起こるか?を丁寧に調べている。その大きな要因は、税収を増やしたい自治体の思惑と、開発によって利益を得る不動産業者の存在。アメリカの家賃高騰はたびたび聞くけど、日本も調べてみると都市の地価上昇は想像より大きくて、宮下公園みたいな例もあるので対岸の火事ではない2026/03/14

CCC

8
ジェントリフィケーションは知らない概念だったのでそこは読めて良かった。ドーナツ化現象に似ているというか、その前段階に見えなくもない。金のための都市づくりが実際の価値を損ねていく。市民がいなくなり消費者しかいなくなる。などといった点は普遍的な問題だろう。ただそこに黒人の扱いや歴史的経緯などアメリカ固有の話が混じっていて、話をさらにややこしくしている。その部分をどう考えるかで本の捉え方も少し変わるかもしれない。2025/09/19

ちり

1
“テックワーカーは、すべてを商品として理解しているようでもあったーータコスとかアパートメントだけではなく、市のサービス自体も買えるものなのである/こうした考えた方はニューヨークを基盤に活躍する作家でアクティビストのサラ・シュルマンが言うところの「思考のジェントリフィケーション」に他ならない。こうした新参者は、自分たちを互いに対して責任を持つコミュニティの一員以前に、モノや経験を金で買う購買者だと思っている。”2025/08/24

tosmura

0
都市が資本主義の商材になると、低所得者を追い出して、高所得者を入れる動きが強まる。それによって「おしゃれ」で「便利」な都市ができるがそれは従来のその町の持っていた特色を殺し、画一化された都市を生む。が、その便利さを享受している者自体がそのことに意識的になることはむつかしい。2026/01/04

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