内容説明
江戸時代初期の実相に迫る、歴史ミステリーの傑作!
時は四代将軍・家綱の世。天下をゆるがした島原の乱の余燼がくすぶり、幕藩体制が盤石ではなかった時代。公儀の執拗な締め付けに苦しむ豊後・岡藩の第三代藩主となった中川久清が、山中で不思議な娘と出逢う。行方をくらませた娘を探し求めるうちに「中川の誇りを貫いてくれ」と言い残して逝った先代が秘してきた切支丹庇護の痕跡が次々と露わになり、祈りの場に娘の姿を見つけた時、久清の運命は大きく変わり始める。やがて自らの出生にまつわる壮大な秘密も明らかになっていき――なぜ大名はくじゅうの山に登ったのか? 見えない敵と戦ってきた大名が目指した理想郷とは?
【目次】
第七章 踏み絵
第八章 罠
第九章 大船山
第十章 目黒抱屋敷
第十一章 戦砦
第十二章 天英宗五
第十三章 入山公
目次
第七章 踏み絵
第八章 罠
第九章 大船山
第十章 目黒抱屋敷
第十一章 戦砦
第十二章 天英宗五
第十三章 入山公
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
156
1日空きましたが、上下巻、630頁、完読しました。 上巻同様、登山大名のイメージは薄く、愛に生きたキリシタン大名と言った感じでした。実在の大名とのことですが、かなり史実とは乖離している様な気がします。特に豊臣の血縁。コストの関係で、挿絵を巻頭に纏めたんだとは思いますが、出来れば文中にその場面の挿絵を挿入して欲しかった。 https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/25/09/12/02194/2025/11/20
kawa
29
江戸時代初期の九州・岡三代目藩主中川久清が主人公の歴史小説。日本経済新聞連載時に読了。江戸初期の大名間の人間関係が興味深かったが、細切れ読書でストーリーがなかなか脳内に定着しなかった印象。書籍化をきっかけに再読したい。備忘として記録。 2025/10/18
星落秋風五丈原
24
時は四代将軍・家綱の世。天下をゆるがした島原の乱の余燼がくすぶり、幕藩体制が盤石ではなかった時代。公儀の執拗な締め付けに苦しむ豊後・岡藩の第三代藩主となった中川久清が、山中で不思議な娘と出逢う。行方をくらませた娘を探し求めるうちに「中川の誇りを貫いてくれ」と言い残して逝った先代が秘してきた切支丹庇護の痕跡が次々と露わになり、祈りの場に娘の姿を見つけた時、久清の運命は大きく変わり始める。やがて自らの出生にまつわる壮大な秘密も明らかになっていきなぜ大名はくじゅうの山に登ったのか? 2025/11/07
Atsushi Kobayashi
16
面白かった 最後にもうひと押し、複雑な背景が。。。2025/10/22
mitubatigril
12
登山大名 題名通りに登山に関係するのかと思い込んでいた読む前の予想を遥か越えて全く関係ないわけではなかったけど いい意味で裏切られたって感じでした。 作者の作品は期待が良い意味のとき外れる時とあるけど今回は大正解でした🤭 自分が知らない史実の時の方がのめり込むのかなぁと考えてしまうなぁ2025/11/13
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