内容説明
石神井公園の三宝寺池に浮かぶ不可解な水死体。肺から発見場所と異なる水質の水が検出されたことから、刑事・片倉康孝は事件を“他殺”と推理し、被害者がSNSに残した写真を頼りに静岡県の大井川鐵道へ向かう。一方、父親を失った幼い娘は何かを知っているように、奇妙な言動で捜査を翻弄。さらに片倉の元妻・智子の「スピリチュアルなものを感じる」という言葉を発端に、事件の謎は深まっていく……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あまいちろう
3
副題の「大井川鐵道殺人事件」に魅せられて手に取った。大井川鐵道の蒸気機関車の旅を楽しんだ経験があるため、本作品に登場する場面が思い出され感慨深かった。主人公の片倉康孝は定年間近のベテラン刑事。部下だった人が出世し、階級では上位になる者も、片倉の人間性に尊敬の念を持ち、チームワークが保たれている。最終版で一旦解決したかに見えた事件の真相解明に向け再始動する。元妻との旅行先にもたらされた情報から糸口を見いだし解決に向かうが、元妻とのほんわかした関係性が絶妙で面白い。他のシリーズ作品も読んで見たくなった。2026/01/30
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- 和書
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