内容説明
中世ヨーロッパを代表する騎士道物語として愛され、今日でも様々な文化芸術に大きな影響を与えつづけるアーサー王物語。その起点をなすのが本書『ブリタニア列王史』であり、『アエネーイス』の主人公であるアエネアースの子孫ブルートゥスが紀元前12世紀にブリタニア王国を建設してから、ブリトン人が追放されサクソン人による支配がはじまるまでの二千年近くに及ぶ歴史がダイナミックに物語られる。本書を通じてその生涯や事績がはじめて体系化されることとなったアーサー(アルトゥールス)王や魔術師マーリン(メルリヌス)らの活躍が鮮烈な印象を残す、ロマンス文学の先駆的古典。
目次
献辞/第一部 ブルートゥスのブリタニア建国/第一巻/第二部 ローマ人が来寇するまで/第二巻/第三巻/第三部 ブリトン人とローマ人/第四巻/第五巻/第六巻/第四部 コンスタンティヌス二世と三人の息子たち(I)/第六巻(つづき)/第五部 メルリヌスの予言/第七巻/第六部 コンスタンティヌス二世と三人の息子たち(II)/第八巻/第七部 ブリタニアのアルトゥールス王/第九巻/第十巻/第十一巻/第八部 サクソン人の支配とブリトン人の国外追放/第十一巻(つづき)/第十二巻/訳者あとがき──解説にかえて/関連文献抄/地名索引/人名索引
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Copper Kettle
3
本書は偽史ではあるものの、当然に執筆当時(12世紀)に流布されていた伝承などを採択していると思われるが、それによるとローマの建国と同じようにブリタニア王国もブリテン島に渡ったトロイア戦争の生き残り、アエネアースの子孫ブルートゥスによって建国されたとのこと。その後のブルトン人による支配の歴史を描いているが、なんと言ってもメインは90ページほどで取り上げられるアーサー王の物語。それまでいろんな年代記作家たちが描いてきたアーサー像を集大成したと解説にあった。副題に「アーサー王ロマンス原拠の書」とある所以である。2025/12/07
冬至楼均
1
アーサー王伝説の原点。あるいはブリタニア=ローマ同祖説。2025/08/29
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