私のことを憶えていますか（３）

著者名：東村アキコ【著】

Contents Lab. Blue Tokyo（2025/10発売）

• ISBN：9784160910119

内容説明

小学6年生の女の子が3年生の男の子を好きになるなんて！
あの頃、三つ下の男の子を好きになることでいじめられるのが怖かった遥は自分の気持ちを隠して、三つ下の男の子の代わりに中学生だった彼の兄が好きだと嘘をつく。
それにも関わらず、勇気を出して自分に告白したあの男の子…。
彼の告白には答えられなかったまま、彼は引っ越してしまう。
20年近く会ったことも思い出したこともなかった、と思っていた。
しかし、30歳になった誕生日の朝思いついてしまったのだ！
自分が無意識的に好きだった男は全員彼と似ていたことを！
一瞬に私を19年前の夏に甦らせたあの子。今はどこでどう過ごしているんだろう。
彼も私のことを憶えているかな。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[どあら]

妹から借りて読了。こうちゃんにしか興味のないはるかちゃん…。猫作、アプローチの仕方が不味い❢よっちゃんは大人になれてよかったわ😁

2021/04/30

[ぐうぐう]

「あの思い出がいかに尊いか この歳になってみて初めてわかる」過去が変わったわけではない。過去への新しい視点を獲得したことで、思い出の感触が変わるのだ。その感触が正しいかどうか、過去に答えはない。あるとすれば現在、そして続く未来のはず。この漫画は、思い出を動機にしながら未来の風景を描こうとしているのがいい。にしても、日韓同時連載のため、風景や小道具を日本仕様と韓国仕様に描き分けているということが巻末のおまけ漫画で紹介されていて、驚いた。すげえな、東村アキコ。

2021/04/21

[糸文]

★★★★☆

2023/11/04

[斉藤らむね]

思い立ったら、居ても立っても居られない。 後先考えず、とにかく突っ走る。 どこにたどり着くかなんか関係ない。 目の前のことにまっすぐに、 その時々感じるままに走るだけだ。 そのまっすぐさがいい。 いじらしい。 そのまっすぐさに複雑な想いを抱く者もいる。 それを口にしはしない。 想えば想うほど想いから遠ざかり、 良かれと思ったことも裏目に出る。

2022/09/11

[毎日が日曜日]

★★★

2021/04/26