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内容説明
産業の構成要素である「現場」を四〇年以上観察し,考察を積み重ね,産業とその競争力の動態を把握した著者は,現場の実証経営学と古典派経済学の知見から,産業競争力に関する理論構築へと向かう.Ⅱ巻では製品・工程の設計思想(アーキテクチャー)の進化過程を分析し,最後にこれを21世紀の産業現象の分析に適用する.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
目次
第8章 設計思想論――アーキテクチャの概念と類型
8-1 人工物の産業分析
8-2 設計形式・設計思想としてのアーキテクチャ
8-3 製品・工程アーキテクチャの機能・構造分析
8-4 製品・工程アーキテクチャのインターフェース分析
8-5 アーキテクチャの基本類型
8-6 作り込み――人工物の転写特性
第9章 アーキテクチャの進化論
9-1 アーキテクチャ分析の進化論的枠組
9-2 設計者によるミクロ・アーキテクチャの選択
9-3 顧客の選好とマクロ・アーキテクチャの淘汰
9-4 マクロ・アーキテクチャの変動
第10章 設計の比較優位論――現場発の産業競争力分析
10-1 説明すべき現象――経済グローバル化と産業内貿易
10-2 既存の貿易理論の説明力とその限界
10-3 設計の比較優位説
10-4 調整能力と調整負荷の適合仮説――基本モデル
10-5 応用と実証分析――アーキテクチャと輸出比率
第10章補論1 比較制度分析(青木モデル)との対比と類似性について
第10章補論2 「 組織能力・アーキテクチャ適合」と輸出比率に関する実証分析
第11章 「設計の比較優位論」のより現実的な修正――動態的適応,立地選択,多国籍企業,中小企業
11-1 組織能力とアーキテクチャの相互適応
11-2 アーキテクチャと設計立地・生産立地
11-3 多国籍企業論・中小企業論への拡張
第12章 「設計の比較優位論」のプロセス的基礎
12-1 アーキテクチャと設計プロセス
12-2 設計プロセスとリードタイム――シミュレーション分析
12-3 シミュレーション分析――「ウサギとカメ」仮説の確認
第1 3章 設計循環と産業内構造
13-1 産業内構造の分析枠組
13-2 マクロ・アーキテクチャと産業内構造
13-3 ミクロ・アーキテクチャと設計の位置取り戦略
13-4 ミクロ・アーキテクチャと取引方式の選択
13-5 アーキテクチャと企業の組織構造
終章 再び現場から
終-1 産業競争力論の全体像
終-2 実証社会科学における現場概念
終-3 現場指向企業の能力構築と需要創造――古典経済学的なモデル
終-4 本書の学術的な含意
終-5 本書の実践的な含意
終-6 本書の歴史的な含意
終-7 事例:ポスト冷戦期の日本製造業
終-8 過去から未来へ
あとがき
参考文献
索引
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