内容説明
〈シグマフォース〉のジェームズ・ロリンズ、最新ファンタジー・アドベンチャー
月が堕ちる予言とともに、少女は立ち上がる。
舞台は運命と出会い会が待つ氷の果てに──
失われた絆、裏切り、そして予言。少女は真実を求めて旅に出る。
凍てつく世界に待ち受ける謎。
奇跡の力を持つ少女は、翼をもつ弟とともに禁断の氷壁を越える。
迫る終末、揺らぐ記憶、目覚める古代――
これは、運命に抗う者たちの黙示録。
〈あらすじ〉
氷に覆われた世界で運命が目を覚ます。
真実が暴かれる時、世界は再び動き出す──
ムーンフォールによるアースの破滅を予言したニックスは、それを阻止するため仲間たちとともに永遠の夜が続く大氷原を目指す。その途中で巨大コウモリ――ラーシュクの群れに襲われ、不時着した氷の下には「クレイシュ(揺りかご)」と呼ばれる世界が広がっていた。そこで出会ったダールという青年から、「オシュカピア(夢見し者)」という生き物の存在を聞かされる。オシュカピアの持つ不思議な力が導く先には何があるのか? 一方、別行動を取って南クラッシュ帝国に潜入したハレンディ王国のカンセ王子たちは、謎の鍵を握る「眠りし者」の捜索を試みるが、国内の不穏な情勢と、王国との戦争の気配に妨げられる。ようやくたどり着いたマルガードの地で、カンセたちが目にしたものとは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
86
ジェームズ・ロリンズは「シグマ・フォース」シリーズを読んでいるのですがそちらはしばらくお休みのようでこちらの「ムーンフォール・サーガ」が先行するようです。ただこちらも4作(8冊)になるようで1年ごとの出版になるようです。このシリーズはSFと思いきやどちらかというとファンタジーでヤングアダルト向けで今読みつつある「ゲド戦記」に似ているような感じです。ただ魔術などは出てこず自転しなくなったこの星(地球らしき)に月が落ちてくる夢を見た少女がその危機を解決するために今回は氷の世界への旅立ちを行います。2025/10/16
アカツキ
12
ムーンフォール・サーガ2作目。ムーンフォールによるアースの破滅を予言したニックスは阻止するため、仲間とともに大氷原を目指す。途中で巨大生物に襲われて不時着した氷の下には「クレイシュ(揺りかご)」と呼ばれる世界があった…。前作を復習しようとしたらデータが半分消えていてショック。仕方がないので薄っすらした記憶を頼りに読み始めたが、気持ちが乗っていかない。独創的なファンタジー小説だけど残念ながらハマらず、これまでかな。2025/11/19
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