内容説明
合衆国屈指の大都市ブローケナークに存在する四大組織の一つ、アムリタ。
国籍も人種も性別も問わず、誰にでも門戸を開くマフィアであるアムリタのボスの姿は、誰も見たことがないと言われている。
ボスの護衛を務める青年ジャックと実務統括のハイド。
最近二人の周りでは、不審な出来事が続いていた。
乗用車のパンク、幹部会での反対票、ジャックを標的にした襲撃……。
ボスを狙う行動はエスカレートし、遂には発砲事件まで勃発する。
十人の幹部達、ジャックとハイド、そしてアムリタのボス――ルーシィ。
どこかに、信用ならない者がいる。
「せっかく拾った命なら、大事にしてれば良いのにな」
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
18
合衆国屈指の大都市ブローケナークに存在する四大組織の一つアムリタ。国籍も人種も性別も問わず誰にでも門戸を開くマフィアの世界を描く第2弾。ボスを務める少女ルーシィに拾われ護衛を務める青年ジャックと実務統括のハイドの周囲で続く、乗用車のパンク、幹部会での反対票、ジャックを標的にした襲撃。ボスを狙う信用ならないものは一体誰なのか。行動はエスカレートして疑心暗鬼に陥る中で、思わぬ急展開からの何ともあっけない幕切れでしたけど、ルーシィの過去も絡めながら描かれる何とも感傷めいた複雑な想いはなかなか切なかったですね…。2025/09/12
真白優樹
8
白蛇堂の上位組織、アムリタのボス、ルーシィと部下達の日々を描く今巻。―――命の値段はあっけなく、裏切りの切っ掛けは些細なもの。ルーシィ、護衛のジャック、実務統括のハイドの三人を主軸にしつつ真紅の日常も合間に挟みながら、組織内の裏切り者を追いかける巻であり、意外な裏切り者の正体から、命が呆気なく散っていく巻である。信じられるのは、利害で繋がった只一人のみ。命を呆気なく散らし、血塗られた道を、嘘をつき続けながら進んでいく。彼女の周りの人間は全員死ぬ、ならば最後は一人になるのか。 次巻も勿論楽しみである。2025/09/15
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