未完の名宰相 松平定信

個数:1
紙書籍版価格
¥1,980
  • 電子書籍
  • Reader

未完の名宰相 松平定信

  • 著者名:大場一央【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 東洋経済新報社(2025/09発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492062289

ファイル: /

内容説明

あのドラマの「悪役」、その「真の姿」とは。
「日本資本主義の父」渋沢栄一は、なぜ心酔したのか。
「経済格差」「人口減少」「地方衰退」「地政学リスク」・・・
令和の日本と同じ難題にどう立ち向かったか。
蔦屋重三郎を弾圧した「言論・風俗の抑圧者」、「田沼=積極財政、定信=緊縮財政」という通説を覆し、
気鋭の日本思想研究者が、その実像を描く。

時代劇では「ヒール」として描かれがちな、「寛政の改革」を担った老中・松平定信。
しかし、それは一面的な姿に過ぎない。
飢饉、経済格差、地方衰退、治安悪化、政治腐敗、そして迫りくる外国の脅威。
現代に通じる難題が山積する江戸後期に、彼は国家の未来を見据えた壮大な改革を断行した。
倹約令や出版統制令の真意、ほとんど知られていない経済政策、そして教育への情熱。
世間が断罪した「改革」の裏には、国民の暮らしと日本の自立を本気で願い、その生涯を捧げた稀
代のリーダーの「覚悟」があった。

時代は江戸時代後期。太平の世もすでに一五〇年を過ぎ、社会にはさまざまな弊害が出現していました。そんな中、一人の男子が徳川将軍家の縁戚として誕生します。この男子はどのような育ち方をし、どこへ向かっていくのでしょうか。後に「名宰相」として知られ、七二年の生涯を駆け抜ける人物の物語がはじまります。――「はじめに」より


【主な目次】
第一章 誕生――名宰相がやって来た!

第二章 対峙――名宰相の基盤

第三章 財政――経済再生への道

第四章 国家――日本の再定義

第五章 永続――未完の名宰相

目次

第一章 誕生――名宰相がやって来た!
第二章 対峙――名宰相の基盤
第三章 財政――経済再生への道
第四章 国家――日本の再定義
第五章 永続――未完の名宰相

最近チェックした商品