出版社内容情報
誘拐された許嫁を敵の魔手から奪還した鷹矢だったが、さらなる試練が襲い掛かる。大人気シリーズ、待望の第9弾!
内容説明
禁裏付役屋敷に押し込み捕縛された南條蔵人は、身柄を京都所司代に移された。二条大納言に動揺が走る。彼を裏で操っていたことが露見すると禁裏での立場が危うくなるからだ。家宰に蔵人奪還を命じるが、朝廷の弱みを握りたい老中松平越中守は動きを察知し、対抗策をとる―。朝幕の政争が激化しきな臭さは増すばかり。そんな中、禁裏付の東城鷹矢は驚きの一手を打った。その真意とは!?
著者等紹介
上田秀人[ウエダヒデト]
1959年大阪府生まれ。97年に「身代わり吉右衛門」で桃園書房主催第20回小説クラブ新人賞佳作、2010年に単行本『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で中山義秀文学賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
93
禁裏付雅帳シリーズの9作目 2019.10発行。字の大きさは…小。 私は、禁裏付・東城典膳正鷹矢の側に居る女性2人に関心が有ます。 弓江は、老中首座松平定信の側近、安藤信成の配下の娘であり、許嫁として鷹矢の元に来ています。 最初は、距離が有りましたが、弓江が攫われたのを助け出してより寄り添っています。 また、下級公家の娘・温子も、父の出世のために二条大納言の求めに応じて、鷹矢の元に行きます。が、温子は、父のしくじりで帰る家がなくなります。 鷹矢は、この二人の女性を守るため定信と対決する事となり、この先が…2019/12/10
とし
77
禁裏付雅帳 「続揺」9巻。鷹矢の許嫁弓江、南條蔵人の娘温子の覚悟、光格天皇に仕える駆仕丁土岐の行動、光格天皇の威と魅力に、遂に鷹矢老中首座松平定信と敵対する事に次巻は大きな変化があるのか。 2020/09/04
蕭白
8
意外な展開になってきました。主人公が主人公らしくなってきたと思いました。2020/02/15
jinya tate
6
図書館本。南城蔵人がたらい回しにされ、それぞれの思惑が交錯する。東城鷹矢は二度にわたるお庭拝見で帝の心を知り、松平越中守と敵対することを覚悟する。2023/01/11
わたしは元気
4
土岐が、魅力を増してます。 鷹矢も。2020/04/16
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