妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語【単行本版】

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妹なんか生まれてこなければよかったのに きょうだい児が自分を取り戻す物語【単行本版】

  • 著者名:うみこ【著者】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 飛鳥新社(2025/09発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784868010982

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内容説明

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結婚、出産、友達づきあい、休日の過ごし方――
みんなが当たり前にしている「普通」が私にはうらやましかった。


家族のために、自分をがまんしてきた人へ、「きょうだい児」の人生を描いたコミックエッセイ。

透子は、大学時代からつきあっている婚約者・洸平がいる。
しかし、両家顔合わせの日、洸平の母から反対に遭い、婚約破棄となってしまう。
その理由は、透子の妹・桃乃にあった。

知的障害があり、トイレ・食事・入浴など、 生活のすべてに介助を必要な妹・桃乃、妹の世話を一手に担う母、療育に無関心な父。

本作は、社会福祉士資格をもち、福祉の現場での実務経験を持つ著者が、きょうだい児当事者への取材をもとに構成したセミフィクション作品です。

きょうだい児とは
障害のある兄弟姉妹がいる人を指す言葉で、障害のある兄弟姉妹とともに育てられながら、一方でケアを期待されるなど、障害のある兄弟姉妹や親との関係、また家庭外の社会での経験など、さまざまな場面でその影響を受けることが多いと言われています。

監修者のメッセージ
私達も、この物語の主人公と同じように、障害のある兄弟姉妹がいる「きょうだい児」の立場です。
兄弟姉妹への感情は、障害があってもなくても、好き・嫌いと揺れ動くことがあるでしょう。
ただ、きょうだい児は、障害の特性・親との関係・周囲の人間関係や生まれ育った環境、社会などとの関係によってその振れ幅が大きくなりがちです。
良好な関係を築く場合もあれば、それが難しい場合もあります。
きょうだい児について伝える時、私達もこの振れ幅のどの側面を伝えるべきかを悩みます。
障害のある兄弟姉妹とともに人生を歩みたいと思うのも、別々の人生を歩みたいと思うのも、そのどちらも正しいからです。現に、私達3人もそれぞれ、この物語に登場するきょうだい児たちに共感する部分もあれば、自分は違うと感じる部分もあります。
きょうだい児は親ではありません。
きょうだい児が障害のある兄弟姉妹の世話をしなければいけない義務も法律上ありません。
本来、それは親、ひいては社会の役割で、兄弟姉妹は互いに独立した存在です。
その上で、障害のある兄弟姉妹とどれだけ関わるかはきょうだい児本人にしか決められません。

この物語の主人公のように、障害のある兄弟姉妹や親との関係に悩む人は少なくありません。
幼少期からのさまざまな出来事の積み重ねがあって、障害のある兄弟姉妹なんか生まれてこなければと思ってしまうことに苦しむ人もいるかもしれません。
自分の人生に前向きになれない時もあるかもしれません。
それでもどうかきょうだい児自身の気持ちや選択を、人生を否定せず、自分自身を大切にしてほしいと思います。

Sibkoto|シブコト障害者のきょうだいのためのサイト
共同運営者 白井俊行 松本理沙 藤木和子

もくじ
 1話 私の妹には障害がある
 2話 友達の基準
 3話 ママが泣いた日
 4話 私には選択肢がない
 5話 この家は全てが妹中心で回っている
 6話 妹から離れたい
 7話 どうして、私だけ?
 8話 プロポーズ
 9話 幸せになれない呪い
10話 私は誰からも愛されない
11話 生きていくために
12話 きょうだい児
13話 母の入院と妹の世話
14話 介護と介助と仕事
15話 もう耐えられない
16話 母の変化
17話 成年後見制度
18話 普通を取り戻したい
19話 自分の望みを叶えていく
20話 人生は全て繋がっている
21話 私のこれから

あとがき
巻末資料 きょうだい児のみなさんへ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mahiro

13
きょうだい児、ヤングケアラーの問題はこの頃色々取り上げられて考えさせられる事が多かった。上の子が障害児でその後に生まれた子がきようだいの世話をしながら、自分は兄(或いは姉)の世話をする為に生まれてきたのかと自問するドキュメントも見たことがあった。この作品のラスト透子が同じきょうだい児の瀬名と結婚するのはハッピーなのだろうかと疑問に思った。日常語の8割が暴言となりつつある認知症の親を介護中の自分としては 桃乃を施設に入れそびれる親の気持が身につまされる、透子とちがって親の介護は誰でも通る道だが2026/01/10

KDS

6
スマートニュースでちょくちょく読んでいた作品。書店で見つけたので手に取ってみる。ウェブでは透子の母親が倒れた所までしか読めていなかったので、続きがどうなるのか気になっていた。「きょうだい児」という言葉はこの作品で初めて知る。私の母には障害のある弟がいたらしい。ただ先天性の障害ではなく幼い頃に受けた中耳炎の手術の失敗で脳に障害を負ったのだとか…母は4人兄弟の2番目で長女。すぐ下のその弟の面倒は殆ど母が見ていたという。12歳で亡くなったので当然会ったことはなく詳しいことも知らないが、その事を思い出させられた。2026/01/31

サクラ

6
私は障害児ときょうだい児の親です。ワンオペで育児をしていたので負担をかけてきたことだと思います。でも、だったらどうすれば良かったのでしょう…いつも誰かに責めたてられる、苦言を言う人は口はだしても手は出さない。助けを求めるともっと責められる…どうすればいいの?2025/12/14

さや

5
自分にも知的障害を持つ妹がいる。この主人公のように両親から「妹は将来お姉ちゃんが面倒を見てくる」と思い込んでいる。実際、障害者が身内にいる人との結婚は認められない(発達障害は遺伝的要素が強いため)という理由で婚約破棄になったこともある。本当に心がギュッと締め付けられる思いだった。きょうだいに対して負の感情を抱くことに「冷たい」とか「優しくない」とか言う人がいるけど、そういう人こそ冷たいし優しくないと思う。きょうだい児の全てがそうではないけど、私にはとても刺さった一冊。2025/12/23

ショートブレッド

4
きょうだい児の幸せな結婚相手は、とても前向きで理解のある善良なきょうだい児だった、というのはあまりに救いがないと思う。2025/11/28

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