電撃文庫 サンバカ２!!!【電子特別版】

著者名：助六稲荷【著者】/しずまよしのり【イラスト】

KADOKAWA（2025/09発売）

• ISBN：9784049165340

内容説明

「目を覚ますとそこには、ウエディングドレスに身を包んだ聖女と獣人がいた。そして――なぜかただのチンピラの俺までウエディングドレスを着せられて拉致されていたんだが!?　最悪だ！　主人公のネモです！」
「特定奇跡災害対策機構・特別捜査官――獣人のガガカだ。これは奇跡・聖女の契約書が関与している事件に違いない。そう思い島に向かっ――
「堅い！　聖女イグニスです！　生意気なショタ淫魔に捕まった私達３人はなんやかんやあって心を失ったエルフの感情を取り戻すためにハイウェイでカーチェイスしたり似非探偵になったりします！」
「シリアスもあるけど面白おかしくハッピーなエンディングをお約束！」
「ネタバレすると、すべての道は合コンに通ず！」
「第31回電撃小説大賞《銀賞》受賞のハチャメチャロードムービー、第２弾です！」

さらに【電子特別版】には書き下ろしショートストーリーを収録！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

聖女の契約書を探してあてもなく旅を続ける3バカ。妙な夢の後、3人まとめてウェディングドレス姿で何処かへ向かう汽車の中で目覚める第2弾。所有する島で一夫多妻のハーレムを作り上げようとするショタ淫魔ブライアン。契約書の力でイグニスが攫われる中で現れたガガカの元相棒でナースのメイヘム。ガガカがマジギレして心を失ったエルフ・タチアナを奪い脱走し。そこから3人がハイウェイでカーチェイスを繰り広げたり似非探偵になったりする中、連れ去られた相棒たちを救うためにネモが真実を解き明かすバカ騒ぎっぷりは今回も楽しかったです。

2025/09/11

[椎名]

ネモまでウエディングドレスを着せられたところからスタートするのはちょっと序盤の勢い特攻過ぎる。大量の嫁を持つショタ、ガガの元相棒、感情を失ったエルフとどこがどう繋がるのか途中までよくわからないまま読み進めていたが、わかっていくにつれてすっきりと楽しむことができた。やっぱりちょっと荒削り過ぎるところを感じるが、要所要所のポイントでの気持ちよさを拾ってくれるから許してしまえる。不思議な読み心地の作品だが、このノリにこちらが飛び乗るように巻き込まれると楽しい。

2025/09/15

[真白優樹]

一夫多妻のハーレムを築くショタ淫魔、ブライアンに誘拐され彼の所有する島でバカ騒ぎを繰り広げる今巻。―――カーチェイスから名探偵まで、そして全ては合コンへ。　工芸品のエルフ、タチアナやガガカの元相棒、メイヘムも登場し絡んでくる中島を舞台に大騒動を繰り広げる巻であり、文字通り何でもありな騒ぎの濃度が更に高まって繰り広げられる巻である。最後はハッピーエンドに胴体着陸、力も無事に取り戻して。また三人で出かけていく先、今度はどんなバカ騒ぎが待つのか。そこにはどんな笑いがあるのか。 次巻も勿論楽しみである。

2025/09/11

[冬野]

ハイテンションロードノベル、シリーズ第二弾。読み手の理解・共感よりも書き手の衝動を優先しているような作風なので、あわや脱落寸前といった読書だった(一期だけ観たアニメの二期の二次創作を見てるような感じ？)。これはどうなんだ…と思ってたら佳境で急に全てが一本に繋がって面白さがうなぎ登りになってのけぞった。前作もだったけど敵役が魅力的なシリーズだと思う。ガガカの変な部分と良い部分が存分に出ててよかった。これが唯一無二のハッピー合コンエンド！最終的には背中で語る男・ガイラルに全部持っていかれました。星:4/5

2025/09/30

[ノーマルひこう]

最高のエンタメ小説！ 序盤のなんかそこそこシリアスなテイストで気圧されたけど、逃亡パートに入るともう止まらない。サンバカが馬鹿やってるのが楽しくてしょーもない下ネタで笑っちゃうし、敵も馬鹿らしくて笑っちゃうし、不意打ちでちょっとうるっときちゃうし。いやー最高だなサンバカ……。一番好きなシーンは、ネモと老紳士ジョシュの………脂汗光る死闘！

2025/09/10